「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会10日目、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)にとっての2018年のクレーコートのグランドスラムは準々決勝で幕を閉じたが、同選手はすでに、痛めた脚の治療や続くグラス…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会10日目、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)にとっての2018年のクレーコートのグランドスラムは準々決勝で幕を閉じたが、同選手はすでに、痛めた脚の治療や続くグラスコートシーズンに目を向けている様子だ。

第2シードで出場したズベレフは準々決勝で、第7シードでクレーコートを得意とするドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦したが4-6、2-6、1-6で敗れた。

その中でズベレフは、第2セットの第5ゲームを終えたタイミングでメディカルタイムアウトを要求。左太もものテーピングを施していた。

ズベレフは、今大会やクレーコートについて「5セットマッチを立て続けに3回勝って、グランドスラムで初めて準々決勝へ進んだ。いいことばかりだ」と話したことをATP公式サイトが伝えている。また「クレーコートシーズン全般的にとてもよかった。クレーで3敗したが、相手はみんなすごい選手だった。それに僕は2大会で優勝し、マスターズ1000の決勝に2度進出した。だからいいことばかりだ」と総括した。

また、ズベレフは、メディカルタイムアウトを要求した怪我については、パリでMRI検査を受けて程度を調べるとし「筋肉を痛めたり肉離れになったりした時は、2、3日経ってからでないとMRIではわからないことが多い。家に帰って、絶対なにもせずに、何なのか様子を見るつもりだ」と話している。

同選手によれば、体調が戻れば芝コートではいいプレーする準備ができるだろうし、怪我は直せるし、すぐに回復するだろうとしている。加えて、芝コートはズベレフの好きなサーフェスだといい、熱い戦いをまた繰り広げてくれそうだ。(テニスデイリー編集部)

※写真はティーム(左)との試合後に抱擁するA.ズベレフ(右)

(Photo by Mike Frey/Getty Images)