「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会11日目、男子シングルス準々決勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第11シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦。第1セットは4-6でシ…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会11日目、男子シングルス準々決勝で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第11シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦。第1セットは4-6でシュワルツマンに奪われてしまった。ナダルが「全仏オープン」でセットを落とすのは2015年の準々決勝以来となる。

両者はこれまでに5回対戦しており、ナダルが5勝0敗と全勝している。直近の対決は1ヶ月前の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」3回戦で、このときはナダルが6-3、6-4のストレートで勝利している。また、シュワルツマンにセットを奪われたのは、今年の「全豪オープン」での1セットだけ。ケビン・アンダーソン(南アフリカ)を2セットダウンから逆転して勢いに乗るシュワルツマンとどのような戦いを見せてくれるのか、期待がかかる。

第1セットはナダルのサービスゲームから始まった。第1ゲームでいきなりシュワルツマンに15-40とブレークポイントを握られてしまったナダルだが、粘るシュワルツマンを振り切って4本のブレークポイントをしのいだ。そして第2ゲームでは逆にブレークポイントを握るが、ここはシュワルツマンに粘ってキープされた。第1、第2ゲームに掛かった時間はそれぞれ10分と8分。お互いに全力を尽くした戦いが序盤から繰り広げられた。

そして第3ゲーム、再びシュワルツマンに15-40とされたナダルは、ここをしのぎきれずにブレークされてしまった。しかし、直後に15-40としたナダルは、このチャンスを活かしてブレークバックに成功しゲームカウントを2-2とした。

第5ゲームでまたしてもシュワルツマンに2本のブレークポイントを握られたナダルだが、ここもしのいでキープした。ナダルは、ここまで自身のサービスゲームで毎ゲームブレークポイントを握られるという展開になった。

第6ゲームをラブゲームでキープされたナダルは、またしても第7ゲームで15-40と追い込まれると、ブレークを喫してしまい、再び1ブレークダウンとされた。しかし、ここもナダルが直後にブレークバックしてゲームカウントは4-4へ。

第9ゲームでまたしてもブレークされたナダルは、シュワルツマンのサービング・フォー・ザ・セットとなった第10ゲームで粘る。シュワルツマンが3本目のセットポイントを握った時点で、観客に急病人が出たようで試合は一時中断された。それでも試合再開後のプレーでシュワルツマンのウィナーが決まり、ナダルは第1セットを4-6で落としてしまった。

試合は先に3セットを先取した方が勝利の5セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真は現在対戦中のナダル

(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)