「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会10日目となった6月5日、女子シングルスの準決勝の対戦カードの一つが決定した。昨年の「全米オープン」で準優勝した第13シードのマディソン・キーズと第10シードのス…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会10日目となった6月5日、女子シングルスの準決勝の対戦カードの一つが決定した。昨年の「全米オープン」で準優勝した第13シードのマディソン・キーズと第10シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)が決勝戦への切符をかけて対戦する。

キーズは、ユリア・プティンセバ(カザフスタン)に対して、7-6(5)、6-4のストレートで下して、準決勝への進出を決めた。WTAによれば、キーズにとって、グランドスラムの準決勝への進出は3度目、「全仏オープン」での準決勝進出は初めてのことだという。

キーズは、第1セットでは第7ゲームに先にブレークされてしまったものの、第10ゲームにブレークバックし、イーブンに。さらにタイブレークでは、両選手ともに激しく競り合ったものの、キーズが1ミニブレークの差で、1セットアップのリードとした。

また、第2セットでは、中盤の第7ゲームにキーズがブレーク。決定的なリードとし、同選手が白星を掴んだ。

キーズは今回の試合について「今日はとても嬉しい。第1セットではブレークダウンだったし、そこから巻き返すプレーをできた」と振り返った。

もう1試合行われた準々決勝では、第10シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)と、第14シードのダリア・カサキナ(ロシア)が対戦。21歳のカサキナをスティーブンスが、6-3、6-1で破り、準決勝への進出を決めた。

カサキナは4回戦で、第2シードで「全豪オープン」で優勝したカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を番狂わせで破ったものの、続く試合で勝ちきれなかった形だ。

スティーブンスは「堅実にプレーしたと思う。試合をするときは少し緊張するものだけれど、そこから脱してスイングし続けないといけないとも知っている」とコメントを、WTA公式サイトを通じて明らかにしている。

今回の女子シングルスの準決勝でぶつかるキーズとスティーブンスの試合は3度目。過去には、昨年の「全米オープン」での決勝戦を含めて2度対戦しており、スティーブンスの2戦2勝となっている。(テニスデイリー編集部)

※写真は2017年の「全米オープン」決勝戦直後のスティーブンス(左)とキーズ(右)

(Photo by Foto Olimpik/NurPhoto via Getty Images)