6月5日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会10日目。男子シングルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子ダブルス準々決勝、混合ダブルス準決勝が行われる。センターコートであるフ…

6月5日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会10日目。男子シングルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子ダブルス準々決勝、混合ダブルス準決勝が行われる。

センターコートであるフィリップ・シャトリエ・コートの第1試合で、第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)が、第7シードのドミニク・ティーム(オーストリア)との準々決勝に臨む。ズベレフは4回戦で世界ランキング38位のカレン・ハチャノフ(ロシア)を破っての勝ち上がり。対するティームは4回戦で錦織圭(日本/日清食品)を破っている。両者は過去6回対戦していてズベレフから見て2勝4敗。直近では2018年の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」決勝戦で対戦し、その時はズベレフが勝利している。ティームはズベレフ戦について「厳しい試合になるだろう。彼はやる気満々だろうし、初めて全仏の準々決勝に勝ち進んだんだから、勿論もっと先へ行きたいと思っているだろう」と分析した。ズベレフ対ティームの準々決勝は日本時間21時から開始予定。

その他、シングルスでは第20シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)がマルコ・チェッキナート(イタリア)と対戦する。

女子は第10シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)が第14シードのダリア・カサキナ(ロシア)と対戦する。両者の過去対戦成績は1勝1敗。カサキナは4回戦で第2シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)を破っての勝ち上がり。スティーブンスは2017年、右足の疲労骨折のため「全豪オープン」を棄権し、昨年7月の「ウィンブルドン」で復帰した。2017年「全米オープン」では83位のノーシードから自身初となるグランドスラム優勝を成し遂げた。対するカサキナは2016年シーズンには開幕戦の「ASBクラシック」1回戦でビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)を破る殊勲を挙げていた。またグランドスラム本戦すべてに出場するなど、順調に成長を遂げている期待の若手の一人だ。

この他女子シングルスでは、第13シードのマディソン・キーズ(アメリカ)がユリア・プティンセバ(カザフスタン)と対戦する。◇   ◇   ◇

【6月5日の注目ドロー】

◆男子シングルス

準々決勝

[7]ドミニク・ティーム(オーストリア)対[2]アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)

マルコ・チェッキナート(イタリア)対[20]ノバク・ジョコビッチ(セルビア)

◆男子ダブルス

準々決勝

[5]フアン セバスチャン・カバル(コロンビア)/ロベルト・ファラ(コロンビア)対[2]オリバー・マラック(オーストリア)/マテ・パビッチ(クロアチア)

◆女子シングルス

準々決勝

[10]スローン・スティーブンス(アメリカ)対[14]ダリア・カサキナ(ロシア)

ユリア・プティンセバ(カザフスタン)対[13]マディソン・キーズ(アメリカ)

◆女子ダブルス

準々決勝

[6]バーボラ・クレイチコバ(チェコ)/カテリーナ・シニアコバ(チェコ)対[3]アンドレア・クレパッチ(スロベニア)/マリア ホセ・マルチネス サンチェス(スペイン)(テニスデイリー編集部)

※写真は準々決勝に出場するズベレフ(「全仏オープン」4回戦時のもの)

(Photo by Mike Frey/Getty Images)