「全仏オープン」（フランス・パリ／5月27日～6月10日／クレーコート）の大会9日目、男子シングルス4回戦で第3シードのマリン・チリッチ（クリアチア）が第18シードのファビオ・フォニーニ（イタリア）と対戦。第5セットは6-3でチリッチが取り…

「全仏オープン」（フランス・パリ／5月27日～6月10日／クレーコート）の大会9日目、男子シングルス4回戦で第3シードのマリン・チリッチ（クリアチア）が第18シードのファビオ・フォニーニ（イタリア）と対戦。第5セットは6-3でチリッチが取り、6-4、6-1、3-6、6(4)-7、6-3のフルセットを制してチリッチが2年連続のベスト8進出を果たした。試合時間は3時間37分。

準々決勝でチリッチは、第5シードのフアン マルティン・デル ポトロ（アルゼンチン）と対戦する予定だ。デル ポトロは4回戦で第9シードのジョン・イズナー（アメリカ）を破っている。

ファイナルセットは調子を上げてきたフォニーニのサービスから。序盤からお互いに譲らず、キープが続いていくが、そんな状況にチリッチがイライラして声を出す場面もあった。一方のフォニーニはある意味マイペースに試合を進めていく。

第7ゲームで0-30とリードしたチリッチは、フォニーニに追いつかれるもデュースでアドバンテージを得る。そして続くフォニーニのショットはコードに掛かって大きくアウトになった。これにはフォニーニも苦笑いをするしかなく、チリッチにとっては大きな1ブレークアップとなった。

続く第8ゲーム、チリッチはフォニーニにデュースまで追い込まれるも、落ち着いてここをキープ、3ゲームを連取してゲームカウント5-3とした。

そして第9ゲームでチリッチは30-40とマッチポイントを得ると、フォニーニのショットがロングになって第5セットを4ゲーム連取して6-3で取り、ベスト8進出を決めた。（テニスデイリー編集部）

※写真はベスト8進出を果たしたチリッチ

(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)