「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会8日目となった6月3日、女子シングルス4回戦で、スローン・スティーブンス(アメリカ)が、アネット・コンタベイト(エストニア)を破り、準々決勝への進出を決めた。ステ…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会8日目となった6月3日、女子シングルス4回戦で、スローン・スティーブンス(アメリカ)が、アネット・コンタベイト(エストニア)を破り、準々決勝への進出を決めた。スティーブンスにとってローランギャロスでの準々決勝進出は今回が初めて。スコアは6-2、6-0、試合時間は52分のスピード決着だった。

スティーブンスは、現在のランキングで10位とトップ10に入っているほか、昨年の「全米オープン」で優勝するなど、大きな結果も出してきている。今大会には第10シードでの出場だ。

対したのはシード順位では25位の、コンタベイトで、現在のランキングでは24位の、アグレッシブ・ベースライナーだ。バックハンドにも力強さがあり、総合力も高いという。

ただ、今回の両選手の対戦では、スティーブンスが終始圧倒して、試合を運んだ。

第1セットには、スティーブンスがリターンに回った第5、7ゲームでコンタベイトのサービスをブレーク。2ブレークアップと余裕をもって、第1セットを、スティーブンスが自身のものにした。

第2セットに入っても、コンタベイトはスティーブンスの勢いを止められず、セット冒頭からブレークされてしまい、厳しい状況に追い込まれてしまった。

スティーブンスはさらに、ブレークを重ねたほか、自身のサービスゲームを明け渡さずに、第1セットの第4ゲームから都合、11ゲームを連取して白星を手にした。

またスティーブンスは試合を振り返って「すごく素敵。多くの女子が準々決勝や準決勝に進みたいと夢見ていて、4つのグランドスラムでなんてすごいことだ。目標だったここでの準々決勝進出を果たせて嬉しい」とコメントしており、WTA(女子テニス協会)公式サイトを通じて明らかにしている。

スティーブンスは、準々決勝で第14シードのダリア・カサキナ(ロシア)と対戦する予定だ。カサキナは4回戦で第2シードのカロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)をストレートで下している。(テニスデイリー編集部)

※写真はコンタベイト(左)と試合後の握手を交わすスティーブンス

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)