「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会9日目、男子シングルス4回戦で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がマクシミリアン・マルテレル(ドイツ)と対戦。第3セットもナダルが7-6(4)で取り、6-…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会9日目、男子シングルス4回戦で第1シードのラファエル・ナダル(スペイン)がマクシミリアン・マルテレル(ドイツ)と対戦。第3セットもナダルが7-6(4)で取り、6-3、6-2、7-6(4)のストレートで勝利した。試合時間は2時間30分。ナダルはこれで2年連続12回目のベスト8進出となった。

準々決勝でナダルは、第11シードのディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)と対戦する予定だ。シュワルツマンは4回戦で第6シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)を破っている。

第3セット、またしてもナダルが第1ゲームでブレークポイントを握ったが、ここはマルテレルにキープされてしまった。

そして第4ゲームでナダルは15-40とマルテレルにブレークポイントを握られ、1本はしのいだが続くショットでナダルはラッキーボールの処理をミスしてブレークを許した。マルテレルはこれが第1セットの第1ゲーム以来となるブレークで、これでゲームカウントはナダルから見て1-3となった。

しかしナダルは直後の第5ゲームでブレークバックに成功し、さらに第7ゲームでもブレークポイントのチャンスをつかんだ。ここはマルテレルの好セーブに阻まれてしまってリードを作ることができなかった。

その後はお互いにキープを重ね、第3セットはタイブレークに突入した。タイブレークでも序盤、ナダルは簡単にリードを作ることができなかった。しかし、自身のサービスゲームを決めてポイント5-2とすると、粘るマルテレルを振り切ってポイント6-3としてマッチポイントを迎えた。1本はマルテレルに奪われたが、最後はマルテレルのショットがわずかにアウトとなって、7-6(4)で第3セットもナダルが取り、勝利を決めた。(テニスデイリー編集部)

※写真は4回戦を突破したナダル

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)