WOWOWテニスアンバサダーを務める伊達公子さん。「全仏オープン」が行われているローラン・ギャロスであのシュテフィ・グラフと再会した事を、自身のInstagramで明かした。生きるレジェンドである伊達さんとグラフ。伊達さんが「Steffi …

WOWOWテニスアンバサダーを務める伊達公子さん。「全仏オープン」が行われているローラン・ギャロスであのシュテフィ・グラフと再会した事を、自身のInstagramで明かした。

生きるレジェンドである伊達さんとグラフ。伊達さんが「Steffi Grafと再会!」として公開した元ライバル同士のツーショット写真には、「最高のツーショット」などとファンから感動のコメントが寄せられている。

グラフは1987年8月17日に初めて世界ランキング1位となると、その後1997年3月まで何度も1位に君臨したレジェンド選手。「全豪オープン」「全仏オープン」「ウィンブルドン」「全米オープン」4つのグランドスラム全て優勝に加えて、オリンピックも制するキャリア・ゴールデン・スラムを1年間の中で達成している(年間ゴールデン・スラム)。

伊達さんとグラフは現役時代に計8回の対戦があり、伊達さんの1勝7敗だった。世界ランキング最高4位だった伊達さんは1996年、当時"絶対女王"として君臨していたグラフをフェドカップ日本対ドイツ戦の2日目、シングルスにおいて破るという大金星を挙げた。足を負傷しているなか、第1セット0-5からのこの逆転劇は「有明の奇跡」として知られている。

二人はその後同年の「ウィンブルドン」準決勝という大舞台で再び顔を合わせた。この試合も日没順延となる激戦だったが、2日間かけた闘いのすえ伊達さんが2-6、6-2、3-6のフルセットで惜しくも敗れ、グランドスラム決勝進出は果たせなかった。

女子テニス界の一時代を熱く盛り上げてくれた二人の再会に、胸に熱いものがこみ上げてくる人も多いのではないだろうか。(テニスデイリー編集部)

※写真は伊達さんとグラフ(2008年「ドリームマッチ2008」の時のもの)

(Photo by Junko Kimura/Getty Images)