「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会7日目となった6月2日、元世界女王セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が第11シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)を余裕をもって下した。「全仏オープン」の公式サイトが伝…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会7日目となった6月2日、元世界女王セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が第11シードのユリア・ゲルゲス(ドイツ)を余裕をもって下した。「全仏オープン」の公式サイトが伝えている。

セレナは今大会、昨年の「全豪オープン」後に産休でツアーを離れて以来、初となるグランドスラムへの出場で、「全仏オープン」を3度制した経験を持つ同選手には注目が集まっている。

その中で、セレナと第11シードのゲルゲスとの試合が行われたが、6-3、6-4のストレートで余裕をもって退けて、3回戦を突破。順調に上位進出に向けて歩を進めている。

今回の試合でも得意のサービスでゲルゲスを圧倒して、第1セットではセレナが、4ゲーム目に決定的なブレークを獲得。そのまま自身のサービスゲームでは優位を明け渡さずに、セレナの1セットアップのリードとなった。

さらに続く2セット目でも、4ゲーム目に、セレナは自身のサービスゲームでデュースに持ち込まれると、ブレークポイントを握られ、ブレークを喫してしまった一方で、3、5ゲームにゲルゲスのサービスをブレークして、結局、終始リードを許さなかった。

セレナは今回の試合を振り返り、「まだやることはあるけど、正しい方向に進んでいるわ」と評価した一方で、「試合でプレーするたびに良くなっているし、相手もより強敵になっている」との見方をWTA公式サイトを通じて明らかにした。

また、セレナは続く4回戦で、マリア・シャラポワ(ロシア)と対戦する予定で、ビッグネーム同士の対戦として注目を集めそうだ。

「全仏オープン」公式サイトによれば、セレナ自身はシャラポワとの対戦について、「二人とも全く違う理由からカムバックの途上にある」と話した上で、シャラポワのドーピング問題についての発言を勇気のあるものだと見ている一人だと話した。セレナ自身の言葉によれば「マリアについてネガティブに言うことはなく、ネガティブな感情も持っていない」という。(テニスデイリー編集部)

※写真はゲルゲスを破った際のセレナ

(Photo by Mike Frey/Getty Images)