「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会7日目、男子シングルス3回戦で第3シードのマリン・チリッチ(クロアチア)が世界ランキング46位のスティーブ・ジョンソン(アメリカ)と対戦。第3セットもチリッチが6…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会7日目、男子シングルス3回戦で第3シードのマリン・チリッチ(クロアチア)が世界ランキング46位のスティーブ・ジョンソン(アメリカ)と対戦。第3セットもチリッチが6-4で取り、6-3、6-2、6-4のストレートで勝利、4回戦進出を決めた。試合時間は1時間34分。

勝利したチリッチは、3回戦でカイル・エドマンド(イギリス)をフルセットの末に下したファビオ・フォニーニ(イタリア)と4回戦で対戦する。

第3セットはジョンソンのサービスから。チリッチは第1ゲームからジョンソンを追い詰める。ブレークまではいかなかったが、試合の流れは完全にチリッチに傾いていた。

しかし、第3セットでのチリッチは決め手を欠いてしまい、第1、第3ゲームでブレークポイントを握りながらもブレークできず、さらに第5ゲームではブレークポイントを握ることもできなかった。ジョンソンに押されているわけではないが、ここまでの勢いが急に途絶えてしまったかのように見えた。

そしてお互いにキープを重ねて、ゲームカウント4-4とした第9ゲーム、ついにチリッチがブレークに成功してリードを作った。

続く第10ゲーム、チリッチはこのサービング・フォー・ザ・マッチで40-0と3本のマッチポイントを握ると、最後は見事なエースを決めて6-4で第3セットを取り、4回戦進出を決めた。

この試合、チリッチはジョンソンに1本もブレークポイントを与えずに勝利した。(テニスデイリー編集部)

※写真は4回戦進出を果たしたチリッチ

(Photo by Aurelien Meunier/Getty Images)