【JFAグラスルーツ推進部部長が行く!あなたの街のサッカーチーム訪問】なぜ、うまい子しかサッカーをつづけられないの? だれもがサッカーを楽しくつづけるために、わたしたち大人にできることhttp://www.sakaiku.jp/series…

【JFAグラスルーツ推進部部長が行く!あなたの街のサッカーチーム訪問】


なぜ、うまい子しかサッカーをつづけられないの? だれもがサッカーを楽しくつづけるために、わたしたち大人にできること
http://www.sakaiku.jp/series/grassroots/2016/011855.html

「なぜ、うちの子は遠くまで遠征にいって試合に出られないの?」
「なぜ、サッカーが上手くない子はサッカーが続けられないの?」

サッカー少年を子に持つお父さんお母さんの中には、きっとこんな悩みを持つ人も多いのではないでしょうか? 現在、日本サッカー協会でグラスルーツ推進部の部長を務める松田薫二さんも、ずっとそこに疑問を持ってきたひとりです。当連載は、そんな疑問を持つ松田部長があなたの街のサッカーチームを訪問し、少年サッカーの課題解決に努めていきます。プロローグとなる今回は、松田部長がどんな思いで少年サッカーと向き合っているのか、その想いに迫ります。(取材・文 川端暁彦)


■本腰を入れて草の根から変えていく

2014年5月15日、日本サッカー協会は「Football For All サッカーを、もっとみんなのものへ。」と題するグラスルーツ宣言を発表しました。その内容は以下の通り。

年齢、性別、障がい、人種などに関わりなく、だれもが、いつでも、どこでも。
私たち日本サッカー協会は、サッカー、そしてスポーツの持つすばらしさをもっともっと、たくさんのみなさんと分かち合い、育みたいと考えています。

・だれもが、サッカーの楽しさに触れられるように!
サッカーとのすばらしい出会いやきっかけを、たくさんご用意します。

・だれもが、サッカーをもっと身近に感じられるように!
自分のニーズや希望にあったサッカーの選択肢を、次々と増やします。

・だれもが、心からサッカーを楽しめるように!
安全に、安心してサッカーを楽しめる環境を、しっかりと整えます。


トップレベルの強化組織というイメージの強い日本サッカー協会ですが、実際のところ協会に登録されている選手のほとんどがアマチュアであることは言うまでもありません。要するに、そうした草の根(グラスルーツ)に向けて「プレー機会の確保と拡大」を協会として取り組むことを宣言したことになります。まさしく「草の根なくして強化なし」という方向性です。

とはいえ、言うは易し、行うは難し。

実際にこの宣言を実効的な形に整えていくのは容易なことでありません。そこで日本サッカー協会はグラスルーツ推進部を新たに立ち上げ、この難題に挑むセクションと定めました。その初代部長となったのが松田薫二さん。アルベルト・ザッケローニ監督時代の代表チームを陰で支えていた男に白羽の矢が立ちました。就任の経緯について、松田部長はこう語ります。

「グラスルーツ宣言を出して推進プロジェクトが立ち上がりましたが、やりながらハッキリしたのは『本当にやろうとしたら、片手間でできるようなことではない』ということ。ちゃんとした事務局を立ち上げて、本腰を入れないと話が進まないということです。私はもともとプロジェクトのメンバーでしたが、グラスルーツ推進部をきちんと立ち上げて『やってやろう』ということになったわけです」


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