「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会6日目の6月1日、フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)がランキング5位で格上のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)にストレートで勝利を収めた。スコアは7-6(4)…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会6日目の6月1日、フェルナンド・ベルダスコ(スペイン)がランキング5位で格上のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)にストレートで勝利を収めた。スコアは7-6(4)、6-2、6-4、試合時間は2時間21分だった。

ディミトロフのランキングは現在5位、キャリアハイの順位は3位で、昨年の「男子テニス Nitto ATPファイナルズ」を制するなど、実績も豊富なトップ層の常連。今大会では第4シードだ。

一方のベルダスコは、ランキングでは35位、34歳になったベテラン選手の一人だ。今大会では、第30シードとなっており、1回戦では西岡良仁(日本/ミキハウス)に6(4)-7、6-4、6-3、6(3)-7、7-5で4時間20分以上に渡る死闘を制して勝ち上がってきた。

ベルダスコとディミトロフとは下位対上位のシード同士のぶつかり合いで、過去の対戦成績は、2勝2敗の五分だった。

ディミトロフは試合開始直後、ブレークを喫する出だしとなったが、直後のリターンでベルダスコをブレーク。お互いに1ブレークずつしたまま、均衡を保ち、第1セットの行方はタイブレーク次第となった。

結局、緊迫したタイブレークを手にしたのはベルダスコ、7-6(4)で先手を取った。

ベルダスコは第2セットでも、第6、8ゲームでディミトロフのサービスをブレーク。第2セットの行方を決めた第8ゲームではベルダスコが2ブレークポイントを握り、2度目のチャンスでセット連取を決めた。

続く第3セットでも、ディミトロフが挽回を図り、ブレークを奪うシーンがあったものの、ベルダスコ主導でゲームが進んだ。第9ゲームを終えるまでにお互いに2ブレークずつ奪い、5-4とベルダスコリードでリターンゲームに。

ベルダスコはここで30-40のブレークポイントを掴むと、そのまま獲得。第3セット目も物にし、白星を手にした。

ベルダスコは次の試合で、第20シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は大会4日目に姿を現したベルダスコ

(Photo by Jean Catuffe/Getty Images)