オランダ・スヘルトーヘンボスで開催された「リコー・オープン」(ATP250/6月6~12日/賞金総額56万6525ユーロ/グラスコート)の男子シングルス決勝で、第6シードの二コラ・マウ(フランス)が、第7シードのジル・ミュラー(ルクセン…

 オランダ・スヘルトーヘンボスで開催された「リコー・オープン」(ATP250/6月6~12日/賞金総額56万6525ユーロ/グラスコート)の男子シングルス決勝で、第6シードの二コラ・マウ(フランス)が、第7シードのジル・ミュラー(ルクセンブルク)を6-4 6-4で倒し、今大会3度目の優勝を遂げた。  前年度覇者でもあるマウは、日曜日に第1セットを取ったあと、雨のため続行不能となり、試合は月曜日に持ち越されていた。  再開後、マウは第2セットで先にブレークを果たし、3-1とリードすると、自分のサービスをすべてキープして、そのままストレートでミュラーを退けた。これは彼にとってグラスコート上での60勝目。マウはこれ以前に、2013年と2015年にも今大会で優勝しており、彼のもうひとつのタイトル、3年前のニューポートでのタイトルも、やはりグラスコート上で獲得したものだった。  「決勝でプレーするというのはいつも特別なことだが、これはいつもと少し違った」とマウ。「トロフィーを勝ち獲る、これはもっとも重要なことだ。大会で優勝し、それと、ダブルスで世界ナンバーワンになるというのは本当に特別だ。優勝するというのは、毎週起きることではないから」。

 先週、マウはATPダブルス・ランキングで1位になっていた。  イギリス・ロンドンのクイーンズクラブで行われる「AEGON選手権」にも出場するマウは、「これから飛行機に乗って、ロンドンに行くよ。明日、アンディ・マレー(イギリス)と対戦する準備をしなければならないからね」と言い添えた。(C)AP