日曜日に雨で中断された「メルセデス・カップ」(ATP250/6月6~12日/ドイツ・シュツットガルト/賞金総額60万6525ユーロ/グラスコート)の男子シングルス決勝が、月曜日に行われ、第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が第…
日曜日に雨で中断された「メルセデス・カップ」(ATP250/6月6~12日/ドイツ・シュツットガルト/賞金総額60万6525ユーロ/グラスコート)の男子シングルス決勝が、月曜日に行われ、第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が第7シードのフィリップ・コールシュライバー(ドイツ)を6-7(2) 6-4 6-4で下し、初優勝を遂げた。 当初、日曜日に始まった決勝では、コールシュライバーが第1セットのタイブレークで3-2とリードしたところで、雨のため続行不能となった。月曜日に再開したあと、コールシュライバーはタイブレークを取ったが、続く第2セットの序盤で、ティームがブレークを果たすことに成功した。 ティームは、第3セットの最後のゲームで、この試合6度目のダブルフォールトをおかし、2つのブレークポイントを凌いだあとで、ドロップボレーを放ち、試合を締めくくった。ティームは、この試合で直面した5つのブレークポイントのすべてをセーブした。 「何も期待しないでここに来たから、まさか優勝できるなんて、現実じゃないみたいな感じを覚えている。これは僕にとって、もっとも特別なタイトルになるに違いない」とティーム。「過去2年、僕はグラスコートで、あまりいいプレーができていなかった。それに強い選手も多く出ている大会だったから、僕がここで優勝者になるなんて、本当に信じられない」。 この優勝はティームにとって、キャリア7つ目のタイトルで、グラスコート上では初となる。
また、ティームはこの勝利で、同じ年に3つの異なるサーフェスの大会で優勝した、オープン化以降、史上9人目の選手となった。彼は、これに先立ち、クレーコートのブエノスアイレス、ハードコートのアカプルコでも優勝していたのだ。
9人の顔ぶれの中には現役選手として、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンディ・マレー(イギリス)、ロジャー・フェデラー(スイス)、ラファエル・ナダル(スペイン)などがいる。
全仏オープンで初のベスト4入りを果たしたティームが、27日から始まるウィンブルドンでも、何かをやってのけるかに注目が集まる。(C)AP