現地5月22日、NFLの32人のチームオーナーがキックオフのルール改定を承認した。今季のプレシーズンから適用し、シーズン中の様子を見てさらなるルール改定も検討中だという。NFLチームに所属する9人のスペシャルチームコーチの協議によって提案されたルール改定の一番の目的は、選手の負傷リスクをできる限り軽減することにある。キックオフはトップスピードでお互いの選手が衝突。負傷の多い危険なプレーとして問題視され、一時は廃止案もあった。

NFLはルール改定にあたって以下の画像をツイート。

Two changes to the @NFL kickoff rules include:

-No running start from the kicking team

-No wedge blocks from the receiving team

See all changes in the graphic below. pic.twitter.com/YH5sJTB3wC

— NFL Football Operations (@NFLFootballOps) 2018年5月27日

ルール改定の項目は

・キックオフ側のチームは助走をつけてはいけない

・キックオフ側のチームは左右両サイドに5人ずつ配置。数字の外側に2人以上、フィールド上に描かれている数字(12ヤードマーカー)とハッシュマークのあいだに2人以上配置

・レシービング側のチームは8人以上の選手をスクリメージラインから15ヤード以内に配置

・スクリメージラインから15ヤード以内では、ボールが選手か地面に接触するまではブロック禁止

・ウェッジブロックの禁止

となっている。

ルール改定に対し「試合の面白さを損わずにより安全にする、という目的を全員がもっていた。そしてそれを達成できたと思っているよ」とボルチモア・レイブンスのジョン・ハーボーHC。「スピードが落ちることで、長いキックオフリターンがより現実的になった。タッチバックを選択せず、リターンする回数が増える可能性もある」と、 昨季は40パーセントのキックオフで選択されていたタッチバックが減る可能性を示した。

ニューオーリーンズ・セインツのショーン・ペイトンHCは、キックオフリターンのメンバーにも変更が必要だという。「安全で、面白いプレーが見られるはず。キックオフリターンへの意識が変わる。スクリメージラインから15ヤードのところにどの8人を配置するかから再構築している。おそらくOLの選手が減ることになる」

安全性の確保と面白さの両立を目指したキックオフのルール改定が、NFLのキッキングゲームにどんな変化をもたらすかに注目だ。