【5月31日全仏まとめ】ナダル V11に向けて順当に3回戦進出。女子シングルスはハレプ、シャラポワがストレートで勝利。女子ダブルス日比野／オクサナペア初戦突破。

5月31日、「全仏オープン」（フランス・パリ／5月27日～6月10日／クレーコート）大会5日目。男子シングルス2回戦、女子シングルス2回戦、男子ダブルス1・2回戦、女子ダブルス1回戦、ミックスダブルス1回戦が行われた。男子シングルス2回戦、…

5月31日、「全仏オープン」（フランス・パリ／5月27日～6月10日／クレーコート）大会5日目。男子シングルス2回戦、女子シングルス2回戦、男子ダブルス1・2回戦、女子ダブルス1回戦、ミックスダブルス1回戦が行われた。

男子シングルス2回戦、第1シードでクレーキングの異名を持つラファエル・ナダル（スペイン）がギド・ペラ（アルゼンチン）と対戦。6-2、6-1、6-1のストレートでナダルが圧勝した。第1セット第1ゲーム、いきなりペラに3本のブレークポイントを握られたナダルだが、デュースに持ち込みしっかりキープ。第6ゲーム、ナダルはブレークチャンスをものにし、ペラにチャンスらしいチャンスを与えることなく第1セットを先取。続く第2セット、ナダルはペラにブレークチャンスを1度も与えることなく連取。第3セットでは、調子を上げてきたナダルがドロップショットや素早いヒッティングによって、またもやペラにブレークチャンスすら与えず試合終了。クレーコートを得意としているペラ、途中30本に及ぶ激しいラリーをペラが取る場面も見られたが、クレーキングのナダルには敵わなかった。ナダルは史上最多の「全仏オープン」11回目の優勝に向けて堂々たる歩みを進めた。

第3シードのマリン・チリッチ（クロアチア）は予選勝者のホベルト・ホルカシュ（ポーランド）と対戦。第1・第2セット、チリッチはホルカシュに1度もブレークされることなく連取。第3セットではホルカシュにブレークされてしまいこの試合で初めてホルカシュにリードを許した。タイブレークまでもつれ込んだが終始ホルカシュにリードされチリッチはこのセットを落とした。第4セット、調子を上げてきたホルカシュからなかなか差をつけることができなかったが、チリッチが粘りを見せセットを奪い6-2、6-2、6(3)-7、7-5で3回戦進出を決めた。

第24シードのデニス・シャポバロフ（カナダ）はマクシミリアン・マルテレル（ドイツ）と対戦。7-5、6(4)-7、5-7、4-6 でシャポバロフが敗れた。シャポバロフは「ネクストジェン」（21歳までの次世代男子）として注目されている選手の一人。しかし、1回戦を勝ち上がり勢いづいたマルテレルに敗れ2回戦敗退となった。

女子シングルス2回戦では第1シードのシモナ・ハレプ（ルーマニア）がワイルドカード（主催者推薦枠）で出場のテイラー・タウンゼント（アメリカ）と対戦。ハレプは大会4日目に順延となった1回戦から2日連続の試合となったが、世界1位の力を見せ試合時間1時間8分、6-3、6-1とストレートで3回戦進出を決めた。

第28シードのマリア・シャラポワ（ロシア）対ドナ・ベキッチ（クロアチア）の試合は7-5、6-4でシャラポワがストレートで勝利。産休から復帰後ノーシードで今季初のグランドスラムに出場のセレナ・ウイリアムズ（アメリカ）は第17シードのアシュリー・バーティ（オーストラリア）を3-6、6-3、6-4 で制し3回戦進出を決めた。

女子ダブルス1回戦では日比野菜緒（日本／LuLuLun）／オクサナ・カラシニコワ（ジョージア）がダリア・ガブリロワ（オーストラリア）／ダリア・カサキナ（ロシア）と対戦し、6-3、7-6(3)とストレートで勝利した。◇　　　◇　　　◇

【5月31日主な試合結果】

◆男子シングルス

2回戦

〇[1]ラファエル・ナダル（スペイン）6-2、6-1、6-1 ●ギド・ペラ（アルゼンチン）

〇[3]マリン・チリッチ（クロアチア）6-2、6-2、6(3)-7、7-5 ●[Q]ホベルト・ホルカシュ（ポーランド）

〇[5]フアンマルティン・デルポトロ（アルゼンチン）6-4、6-3、6-2 ●ジュリアン・ベネトー（フランス）

〇[6]ケビン・アンダーソン（南アフリカ）6-3、3-6、7-6(5)、6-4 ●パブロ・クエバス（ウルグアイ）

〇[7]ドミニク・ティーム（オーストリア）6-2、2-6、6-4、6-4 ●ステファノス・チチパス（ギリシャ）

〇[9]ジョン・イズナー（アメリカ）6(8)-7、7-6(4)、7-6(2)、6-2 ●ホレイショ・ゼバロス（アルゼンチン）

〇マクシミリアン・マルテレル（ドイツ）5-7、7-6(4)、7-5、6-4 ●[24]デニス・シャポバロフ（カナダ）

◆男子ダブルス