昨秋のワールドカップで敗れたスコットランド代表との再戦で、日本代表のキーマンのひとりとして期待されていたSH田中史朗(パナソニック)が、右肩の脱臼で離脱することが決まった。13日、日本ラグビー協会が発表した。全治は不明だが、18日(愛知・…

 昨秋のワールドカップで敗れたスコットランド代表との再戦で、日本代表のキーマンのひとりとして期待されていたSH田中史朗(パナソニック)が、右肩の脱臼で離脱することが決まった。13日、日本ラグビー協会が発表した。全治は不明だが、18日(愛知・豊田スタジアム)と25日(東京・味の素スタジアム)におこなわれるスコットランド代表とのテストマッチ2試合は欠場すると思われる。

 田中は、11日のカナダ代表戦(バンクーバー・BCプレイススタジアム)に先発し、テンポよい球さばきで敵陣深くに攻め込んだ前半終了間際、相手SHにからまれ倒れた際に右肩を痛め、後半最初から交代していた。

 田中はワールドカップ2大会でプレー経験があり、2015年大会ではスコットランド戦を含む全4試合に先発出場。日本代表のスクラムハーフとしては歴代最多の54キャップを持っている。日本人初のスーパーラグビープレーヤーでもあり、加入して4年目となるハイランダーズ(ニュージーランド)でも欠かせない存在となっている。