「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会4日目。男子シングルス2回戦で第19シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング51位の地元選手であるブノワ・ペール(フランス)と対戦。第1セットは6-3で錦…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会4日目。男子シングルス2回戦で第19シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング51位の地元選手であるブノワ・ペール(フランス)と対戦。第1セットは6-3で錦織が先取した。

錦織は27日の1回戦で地元のマキシム・ジャンビエ(フランス)を7-6(0)、6-4、6-3のストレートで破り、昨年の「ウィンブルドン」以来約11ヵ月振りとなるグランドスラムでの勝利をあげた。2回戦で戦うペールとの過去の対戦成績は、錦織の3勝2敗。2015年「全米オープン」1回戦で錦織がフルセットの末に敗れ、続けて同年の「楽天ジャパンオープン」準決勝でも連敗しており、「天敵」のイメージがある。

錦織自身も1回戦を終えた後のインタビューで「ペールはバックに関して言えば、僕の中で1位か2位くらいに上手くて精度も高いのでやっかいな選手です」と語っていた。しかし過去2度のクレーコートでの試合では錦織がともに勝利しており、やっかいなペールを下して上位進出へ勢いに乗れるか期待がかかる。

試合はセンターコートであるフィリップ・シャトリエ・コートで、ペールのサービスで始まった。立ち上がりから両者鋭いショットの打ち合いで、締まりのあるキープ合戦に。第5ゲームでは錦織が先に15-40のチャンスを握ったものの、ここはペールにうまく凌がれブレークならず。

そして第7ゲーム、錦織がサービスリターンのポジションを下げてペールのサービスに対応すると、今度はブレークチャンスをものにしゲームカウント4-3、試合を一歩リードした。その後も安定したサービスゲームを展開する錦織は、第9ゲームにも再びブレークを果たし6-3で第1セットを先取した。

試合は先に3セットを先取した方が勝利の5セットマッチ。現在第2セットに進んでいる。(テニスデイリー編集部)

※写真はペールと対戦する錦織圭(1回戦の時のもの)

(Photo by Mike Frey/Getty Images)