「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会3日目となった29日、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がクリスティーナ・プリスコバ(チェコ)との1回戦に臨み、産休からのツアー復帰後初となるグランドスラムでの試合を…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会3日目となった29日、セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)がクリスティーナ・プリスコバ(チェコ)との1回戦に臨み、産休からのツアー復帰後初となるグランドスラムでの試合を勝利で飾った。今回の対戦の結果は7-6(4)、6-4で、試合時間は1時間45分だった。

セレナとプリスコバはともに、第1セットでは、お互いにブレークを許さず、両選手ともに隙を見せなかった。第12ゲームには、プリスコバのサービスに対して、セレナが30-40とブレークポイントを獲得したものの、デュースへ。お互いに決定的なポイントを奪えないまま、タイブレークに突入した。

セレナはほとんどサービスポイントを失わなかった一方で、プリスコバのサービスに対してミニブレーク。結局、7-6(4)でタイブレークがセレナのものになり、1セットアップのリードとなった。

また、第2セットに入ると、前セットとは変わって、ブレーク合戦をする展開となり、両選手の合計で5度のブレーク。その中で、リードを奪ったのはセレナで、第3、5、7ゲームで3度のブレークに成功し、1ブレークアップのリードを手にした。

結局、最後のサービスゲームでは4度デュースを繰り返すなど、プリスコバが食らいついたものの、セレナが2度目のマッチポイントで、白星の獲得を決めた。

セレナ自身は試合について「序盤のエースが多くて、簡単な試合ではなかったけれど、上手くいったわ。最初のゲームの後、長いラリーはなさそうだから、『今日は上手く、賢明なサーブをしなくては』と言い聞かせたわ」と語った。

ただ、試合内容には大きな違いがあったわけではなく、セレナがウィナー29本に対して、プリスコバが34本。アンフォーストエラーでは、セレナ25本に対して、プリスコバが33本となったものの、セレナはプリスコバよりも4本多い7本のダブルフォルトを犯しており、数字上に大きな差が表れているとは言えそうになかった。

セレナは、次戦となる2回戦で、世界ランキング17位のアシュリー・バーティ(オーストラリア)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は試合後のインタビューに答えるセレナ

(Photo by Jean Catuffe/Getty Images)