「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会3日目となる5月29日、デニス・シャポバロフ(カナダ)対ジョン・ミルマン(オーストラリア)が行われた。スコアは7-5、6-4、6-2でシャポバロフがストレート勝ちし…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会3日目となる5月29日、デニス・シャポバロフ(カナダ)対ジョン・ミルマン(オーストラリア)が行われた。スコアは7-5、6-4、6-2でシャポバロフがストレート勝ちし2回戦進出を決めた。試合時間は2時間3分だった。

シャポバロフは、現在19歳ながらランキングでは25位に入る、将来のスター候補の一人。強烈な片手バックハンドと、鋭く切れるサービスを武器にツアーで戦っている。

他方で、ミルマンは、ランキングでは59位に入っているトップ100の中堅どころ。オーストラリアの中堅選手で、意外性は乏しいが、実直で堅いテニスをベースに、勝負所でパワーを使ってくるストローカー。ネットプレーでの安定感も高い。

第1セットではお互いにブレークはしたものの、10ゲーム目を終えるまで、両選手ともに決定的な流れを作れなかった。ただ、11ゲーム目にシャポバロフが30-40のブレークポイントをものにし、続くサービスをきっちりキープ。7-5で1セット目を取得し、先行した。

第2セットでシャポバロフとミルマンは中盤に入った際に1ブレークし合ったものの、4-4からの9ゲーム目をシャポバロフがラブゲームで奪取。続くサービスゲームでも、シャポバロフに付け入る隙はなく、セットカウントも2-0とシャポバロフのリードに移った。

第3セットでもシャポバロフは、攻撃の手を緩めず、優位を獲得。第3ゲームと第7ゲームでブレークして、盤石なリードを得ると、そのまま押し切って勝利を手にした。

シャポバロフは続く2回戦でマクシミリアン・マルテレル(ドイツ)と対戦する見通しだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は得意の片手バックハンドで打球するシャポバロフ

(Photo by XIN LI/Getty Images)