「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会3日目、男子シングルス1回戦で世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)が、129位のシモーネ・ボレッリ(イタリア)と対戦。大会2日目にナダルが6-4、6…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)の大会3日目、男子シングルス1回戦で世界ランキング1位のラファエル・ナダル(スペイン)が、129位のシモーネ・ボレッリ(イタリア)と対戦。大会2日目にナダルが6-4、6-3と2セットを連取後、第3セットを0-3でリードされた時点で雨天順延になり翌日に持ち越していたが、7-6(9)で逆転し、初戦をストレートで突破した。試合時間は2時間57分。

史上最多の11回目の優勝を目指すナダルは、2回戦で世界ランキング78位のギド・ペラ(アルゼンチン)と対戦する。

第2セットで5ゲーム連取した勢いのままブレークしたいナダルだが第2ゲームでブレークを許し、ゲームカウント0-3とされた段階で雨天順延となっていたこの試合。第4ゲーム、ナダルのサービスから再開された。

緊張の再開後最初のゲームを、ナダルはラブゲームでキープすると勢いづき、続く第5ゲームでブレークバックに成功。第6ゲームもキープし、3ゲーム連続奪取で追いつく。さらに第7ゲームでもナダルはチャンスを作るが、ここはボレッリがしのぎ、一気に逆転とはならない。

すると続く第8ゲームでは逆に0-40のピンチに。しかし追いつくと4度のデュースの攻防の末、キープする。

その後は両者ともキープを続け、タイブレークへ突入。ナダルはいきなりミニブレークを許すと、リードされ3-6とセットポイントを握られる。それでもエースやボレーでポイントを奪い6-6に追いつく。そして両者ともに決めてを欠き9-9となる。それでもナダルがウィナーでマッチポイントを握ると、最後はボレッリがネットにかけ、ナダルの1回戦突破が決まった。(テニスデイリー編集部)

※写真は1回戦を突破したナダル

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)