「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会2日目となった28日、ギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)が、昨年準優勝で元世界3位のスタン・ワウリンカ(スイス)を下し、2回戦進出を決めた。スコアは6-2、3…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会2日目となった28日、ギジェルモ・ガルシア ロペス(スペイン)が、昨年準優勝で元世界3位のスタン・ワウリンカ(スイス)を下し、2回戦進出を決めた。スコアは6-2、3-6、4-6、7-6(5)、6-3、試合時間は3時間30分だった。

ワウリンカは現在、ランキングでは30位となっている一方で、昨年膝の手術のためにツアーを離脱しており、順位へのその影響も否めない。キャリアハイでは3位につけたこともある実力者で、今大会でどこまで成績を伸ばせるかも見どころ。

ガルシア ロペスは、長身ならではのリーチの長さをストロークに生かしており、スピードのあるトップスピンを武器にしている。現在のランキングは67位だ。

試合では開始当初、ガルシア ロペスが優位に運んだ。冒頭の1ゲーム目からワウリンカのサービスをブレークすると、続くサービスゲームも、ガルシア ロペスがキープ。1ブレークアップのリードを確かなものにした。

さらに、7ゲーム目でも、3度のデュースの末にブレークをものにすると、次のゲームでガルシア ロペスに3セットポイントが訪れ、その中でガルシア ロペスの手に1セット目が落ちた。

2セット目に入ると、ワウリンカが巻き返しを図り、主導権を手にした。4ゲーム目に、ガルシア ロペスのサービスをブレークし、自身のサービスをきっちりキープし続けて2セット目をワウリンカが手にし、さらに勢いに乗った。

そのまま、3セット目でもワウリンカは、1ゲーム目からブレーク。そのリードを手放さずに、セットカウントを2-1と逆転させた。

4セット目は再び均衡を取り戻し、勝敗の行方がわからない展開に。5、6ゲーム目でそれぞれ1度ずつブレーク。タイブレークでの4セット目を争うことになると、ガルシア ロペスが結局、競り合いながらも、獲得。勝敗は5セット目の結果次第となった。

最後のセットではしかし、一方的な流れとなった。ガルシア ロペスが5ゲーム目にブレークして優位に立つと、9ゲーム目にもブレーク。ランキング上位のワウリンカからの勝利を決めた。

ガルシア ロペスは2回戦で、若手注目選手の一人であるカレン・ハチャノフ(ロシア)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はワウリンカを下した際のガルシア ロペス

(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)