【5月28日全仏まとめ】大坂「勝てたので嬉しい」初戦突破。杉田、ナダルはそれぞれ雨天順延。ジョコビッチはストレートで勝利。

5月28日、「全仏オープン」（フランス・パリ／5月27日～6月10日／クレーコート）大会2日目。男子シングルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われた。第20シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）は予選勝者のロジェリオ・ドゥトラシルバ（ブ…

5月28日、「全仏オープン」（フランス・パリ／5月27日～6月10日／クレーコート）大会2日目。男子シングルス1回戦、女子シングルス1回戦が行われた。

第20シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）は予選勝者のロジェリオ・ドゥトラシルバ（ブラジル）と対戦し、6-3、6-4、6-4のストレートで勝利した。第1セット第1ゲームでジョコビッチは自らのミスでドゥトラシルバにブレークを許したが、第4ゲームでブレークバックに成功しすぐに追いた。第2セットもジョコビッチは自らのミスで追う形となったが再びリードを作った。第3セットはお互いにキープで幕を開け、ジョコビッチが先にブレーク。途中ブレークバックされてしまうも、最後まで落ち着いて試合を進め3セット連取した。ジョコビッチは完全復活に向けて幸先の良いスタートとなった。

第23シードのスタン・ワウリンカ（スイス）はギジェルモ・ガルシアロペス（スペイン）と対戦し、フルセットの末惜しくも敗れた。ワウリンカは昨年膝の手術を受け、今年1月の「全豪オープン」で復帰するも2回戦で敗退。2017年「全仏オープン」では準優勝しており、今回も復活に向けて上位進出を期待されていたが無念の初戦敗退となった。

杉田祐一（日本／三菱電機）対オラシオ・セバジョス（アルゼンチン）は4-6、6-6、杉田から見て第2セットのタイブレーク2-0の時点で雨天順延、第1シードのラファエル・ナダル（スペイン）対シモーネ・ボレッリ（イタリア）は6-4、6-3、0-3の時点で雨天のため順延となった。

その他、第7シードのドミニク・ティーム（オーストリア）対予選勝者のイリヤ・イバシカ（ベラルーシ）の試合はティームがストレートで勝利。第11シードのディエゴ・シュワルツマン（アルゼンチン）対ワイルドカード（主催者推薦枠）で出場のカルヴァン・エメリー（フランス）の試合はシュワルツマンがストレートで勝利した。

女子は第21シードの大坂なおみ（日本／日清食品）がソフィア・ケネン（アメリカ）と対戦。今回グランドスラムで初めてシードとして出場の大坂は6-2、7-5とストレートで初戦を突破した。第1セット第4ゲームで先にブレークを果たした大坂がそのままセットを先取。ブレークピンチもあったが、早いショットと緩いショットの緩急・さらにコースを散らして、うまく切り抜けていた。第2セットは第1ゲーム、相手のリターンエースを喫し大坂が早々にサービスブレークを許してしまう。マリア・シャラポワ（ロシア）が「彼女はグレート・ムーバー」と称したケネンの動きに苦しみながらも、2-5で迎えた土壇場の第8ゲームから大坂が息を吹き返す。第2セットは怒涛の6ゲーム連取で逆転し見事にストレート勝利を飾った。大坂は試合後のインタビューで「今日の試合はちょっと難しかった、でも勝てたので嬉しい。負けたくない（という気持ちで2セット目を戦った）」と随分上達した日本語で話し、笑顔を見せていた。

その他、第2シードのカロライン・ウォズニアッキ（デンマーク）はダニエル・コリンズ（アメリカ）と対戦。第1セットはタイブレークにもつれ込むも、7-6(2)、6-1とストレートで1回戦を突破した。第6シードのカロリーナ・プリスコバ（チェコ）は予選勝者のバーボラ・クレイチコバ（チェコ）と対戦し、ストレートで勝利した。

第28シードのマリア・シャラポワ（ロシア）対リシェル・ホーヘンカンプ（オランダ）は雨天のため順延となった。◇　　　◇　　　◇

【5月28日主な試合結果】

◆男子シングルス

1回戦

〇[20]ノバク・ジョコビッチ（セルビア）6-3、6-4、6-4 ●[Q]ロジェリオ・ドゥトラシルバ（ブラジル）

〇[7]ドミニク・ティーム（オーストリア）6-2、6-4、6-1 ●[Q]イリヤ・イバシカ（ベラルーシ）

〇ギジェルモ・ガルシアロペス（スペイン）6-2、3-6、4-6、7-6(5)、6-3 ●[23]スタン・ワウリンカ（スイス）

〇[11]ディエゴ・シュワルツマン（アルゼンチン）6-1、6-3、6-1 ●[WC]カルヴァン・エメリー（フランス）

〇[12]サム・クエリー（アメリカ）6-1、6-2、7-6(6) ●フランシス・ティアフォー（アメリカ）

◆女子シングルス

1回戦

〇[21]大坂なおみ（日本／日清食品）6-2、7-5 ●ソフィア・ケネン（アメリカ）