ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)は「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会1日目、1回戦でデニス・クドラ(アメリカ)と対戦し6-4、6-2、6-2で勝利した。試合時間は1時間51分だった…

ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)は「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)大会1日目、1回戦でデニス・クドラ(アメリカ)と対戦し6-4、6-2、6-2で勝利した。試合時間は1時間51分だった。

ジュムホールは世界ランキングでは30位(2018年5月21日時点)の一方で、今大会では第26シード。下位シードながら、「サンクトペテルブルク・オープン」や「クレムリン・カップ」での優勝経験もあり、地力のある選手だ。

他方で、クドラは、今大会の予選から勝ち上がってきており、ランキングでは114位(2018年5月21日時点)となっている。

過去のジュムホールとの対戦成績では、ジュムホールがツア―予選も含めると2勝しており、2016年の「ウィンブルドン」では、7-6(5)、7-5、2-6、1-6、6-3で白星を挙げていた。

試合では第1セットに、中盤以降にブレークし合う中で、流れが進展。第7ゲームで、ジュムホールがリターンゲームを奪取し先手を取ったかに見られたものの、クドラがすぐさまブレークバック。そのため1ブレークアップのリードを、ジュムホールが確かなものにできなかった。

しかし、続く第9ゲームに、ジュムホールが再びブレーク。そのまま、第1セットを、6-4でものにした。

第2セットからは、ランキングと実績で優るジュムホールが優位を保って推移し、主導権を手放さなかった。同セットでは中盤までブレークはかなわなかったものの、第5、7ゲームでブレークし、6-2でジュムホールが確保した。

さらに、第3セットも第1、5ゲームのそれぞれのゲームでブレークしたジュムホールが流れを掴んで、最後まで押し切った。

試合を終えてみると、ジュムホールがダブルフォルト1本に対して、クドラが4本。アンフォーストエラーもジュムホールが33本に対して、クドラが50本と数字で大きな差が開いた。

またブレークポイントでの得点率でも差が出た。ジュムホールが8本中6本の75%でブレーク(クドラは10%)しており、重要ポイントでの優れたパフォーマンスを示したといえそうだ。

ジュムホールはラドゥ・アルボット(モルドバ)と2回戦で対戦する。(テニスデイリー編集部)

※写真は打球体勢に入るジュムホール

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)