「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)女子シングルスで、初日から大きな波乱が巻き起こっ…
「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)女子シングルスで、初日から大きな波乱が巻き起こった。
その中心となったのは、前年の全仏女王でランキング5位、今大会にも第5シードで出場しているエレナ・オスタペンコ(ラトビア)対、世界66位(2018年5月21日時点)のカテリーナ・コズロワ(ウクライナ)の1試合。ランキングと昨年の実績で優るオスタペンコだったものの、自身の今大会初戦となった対戦で、5-7、3-6で黒星を喫するまさかの敗戦となり、ディフェンディングチャンピオンが1回戦で消える形になった。
オスタペンコは試合を振り返り「自身のプレーの20%程度しか出せなかった」としたうえで「およそ50本ものアンフォーストエラーを犯し、ダブルフォルトも多くサーブもよくなかったし、信じられないプレッシャーがあり、コート上で自分が自分ではないかのように感じた」と話しており、WTA(女子テニス協会)が伝えている。
実際、オスタペンコは、今回の試合で48本のアンフォーストエラー、13本のダブルフォルトのミス。さらに、ファーストサービスの成功率は47%と半分以下だった上に、7度もブレークされてしまったことから、優位に立てなかった。
また、オスタペンコには大きなプレッシャーがかかっただけでなく、自身の言葉によればコンディションもよくなかったという。5月14日から行われた「BNL イタリア国際」の準々決勝で、マリア・シャラポワ(ロシア)と3時間10分にわたる熱戦を繰り広げた際に、脚を怪我しており、十分に練習できなかった。
ただ、同選手は失意に沈んでいるわけではなく、あくまで前向きだ。「今まではタイトルを守らなければならなかったが、プレッシャーももうなくなるだろう。グラスシーズンに向けていい準備をしなければならないし、楽しまなければ」と話したという。
全仏女子シングルス1回戦ではほかにも、第9シードのビーナス・ウイリアムズ(アメリカ)が、91位のワン・チャン(中国)に対して、4-6、5-7で敗退し、上位シードが1回戦で姿を消し、周囲を驚かせた。今後さらに、熱戦や番狂わせを起こす選手が出てくるか見どころの一つになりそうだ。(テニスデイリー編集部)
※写真は「全仏オープン」のレッドクレーコートで打球体勢に入るオスタペンコ
(Photo by Cameron Spencer/Getty Images)