イングランド最高峰リーグ「プレミアシップ」のプレーオフ決勝が現地時間5月26日、トゥイッケナム・スタジアムに7万5128人の観衆を集めておこなわれ、サラセンズがエクセター・チーフスを27-10で下し、2季ぶり4回目の優勝に輝いた。 昨季王…

 イングランド最高峰リーグ「プレミアシップ」のプレーオフ決勝が現地時間5月26日、トゥイッケナム・スタジアムに7万5128人の観衆を集めておこなわれ、サラセンズがエクセター・チーフスを27-10で下し、2季ぶり4回目の優勝に輝いた。
 昨季王者のエクセターはレギュラーシーズンを1位通過し、3年連続の決勝進出となったが、連覇することはできなかった。

 先制を許したサラセンズだが、前半14分、チップキックが利いて敵陣深くに入り、たたみかけ、パワフルなNO8ビリー・ヴニポラがインゴールに突っ込んで流れを変えた。18分にはバックス展開から元アメリカ代表主将のWTBクリス・ワイルスがフィニッシュし、12-3とリードして前半を終えた。

 サラセンズは46分(後半6分)にも、テンポのいいアタックで右に人数を余らせ、この試合を最後に10年間着たジャージーを脱いで現役を引退するWTBワイルスが連続トライ。
 ブレイクダウンではLOマロ・イトジェらが奮闘し、PRマコ・ヴニポラはスクラムだけでなく、ボールキャリー14回、タックル18回とハードワークでチームを盛り立てた。

 その後、イエローカードをもらって数的不利な時間帯にゴールラインを割られたサラセンズだが、堅守は大崩れせず、70分にPGで12点差とすると、78分にはWTBネイサン・アールがトライを決め、2季ぶりの歓喜となった。