大坂なおみ(日本/日清食品)のコーチを務めるサーシャ・バジンが、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)を前にWTA(女子テニス協会)公式サイトのインタビューに応じ、彼女について語った。大坂はコーチがバジンに…

大坂なおみ(日本/日清食品)のコーチを務めるサーシャ・バジンが、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月27日~6月10日/クレーコート)を前にWTA(女子テニス協会)公式サイトのインタビューに応じ、彼女について語った。

大坂はコーチがバジンに代わってから、1月の「全豪オープン」でグランドスラム初の4回戦へ進出すると、3月の「BNPパリバ・オープン」でツアー初優勝を飾り、結果を出してきた。

バジンは「なおみが良いサーブを打ち、欲張りすぎず、自分を見失わなければ、どんなサーフェスでも脅威になる」と結果を出してきたハードコートだけでなく、クレーコートやグラスコートでも強さを発揮できると語る。

そして「今シーズンは最高のスタートが切れた。これ以上ないほどいいスタートだった。それでもなおみは満足していない。まだ成長しようとしている。それに、特にクレーコートでは、彼女には成長できる部分がたくさんある」と続けた。

大坂本人も「自分のクレーコートでのテニスが、とても上手いとは思えない」と4月の始めは苦手意識をはっきり語っていたが、先週開催された「BNL イタリア国際」では、まだ感覚を掴みきれていないものの「試合数をこなしより理解すればより良くプレーできるだろう」と前向きに話している。

バジンは「『全仏オープン』へは、たんに顔を出して準々決勝で家へ帰るために出場するわけではない。どんな大会でも、彼女には優勝するために出場してもらいたいし、僕らは1試合ずつ前へ進んでいく。優勝から尻込みしたりはしない。そのことを彼女は『BNPパリバ・オープン』で証明した」と「全仏オープン」でも優勝を目指すことを語る。

大坂は今大会でグランドスラム初のシードが付き、1回戦で世界ランキング92位のソフィア・ケニン(アメリカ)と対戦することが決まっている。ツアー初優勝を飾り自信をつけた大坂が、今大会でも結果を出すことが期待される。(テニスデイリー編集部)

※写真は「BNPパリバ・オープン」のときの大坂なおみ(右)とコーチのサーシャ・バジン(左)

(Photo by Harry How/Getty Images)