アシュリー・バーティ(オーストラリア)とワン・チャン(中国)は24日、「ストラスブール国際」(フランス・ストラスブール/5月20日~26日/クレーコート)で対戦した。スコアは7-5 6-4、試合時間は1時間28分だった。バーティはシングルス…

アシュリー・バーティ(オーストラリア)とワン・チャン(中国)は24日、「ストラスブール国際」(フランス・ストラスブール/5月20日~26日/クレーコート)で対戦した。スコアは7-5 6-4、試合時間は1時間28分だった。

バーティはシングルスランキングで17位とトップ20に入る一方で、ワンは91位と100位を少し上回っている順位で、ランキングからは大きく開きのある選手同士の対戦となった。

ゲームは、第1セットからランキング順位には大きく開きがあるものの、両選手ともに自身のサービスゲームをキープし合う展開。バーティも、ワンも付け入る隙を相手に与えない試合運びを見せた。

中盤以降で、バーティは、ワンのサービスゲームで攻めたものの、決定機を作れず、膠着が続いた。その中で、第6ゲームでは、15-40の2ブレークポイントを掴むが、活かせなかったほか、同選手に5-4とリードしたリターンゲームでブレークのチャンスが訪れたものの、結局ものにはできなかった。

しかし、タイブレーク直前の第12ゲーム、試合がついに動いた。バーティは、15-40の2ブレークポイントを掴むと、1ポイントを失ったが、同ゲームで2度目のブレークポイントでようやくブレーク。同時に第1セットを自身のものにした。

第2セットに入るとしかし、再びサービスゲームをキープし合う均衡のとれたゲームとなり、中盤まで推移。セットを失うと敗戦となるワンは、7ゲーム目に、念願のブレーク。

逆に、1ブレークダウンとなったバーティは、直後の8ゲーム目、ワンのリードを崩しにかかった。結局、2ブレークポイントを与えてしまったワンは、サービスの優位を守りきれずに、ブレークを喫してしまい、イーブンに引き戻されてしまった。

結局、第2セットも、バーティが、再びリターンゲームでワンを崩すと、30-40のマッチポイント。ワンはいったん、ピンチをしのいだものの、デュース後のマッチポイントでは得点しきれずに、白星を譲る形に終わった。

バーティは、今晩行われる次の準決勝で、ランキング31位で第3シードのアナスタシア・パブリウチェンコワ(ロシア)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はバックハンド側のボールを追いかけるバーティ(「BNL イタリア国際」でのもの)

(photo by Giampiero Sposito/Action Plus via Getty Images)