ソフトバンク川瀬が初の1軍昇格　昇格の連絡に「冷や汗が出ました」

ムネリン2世になれる可能性を秘めた逸材

　23日、ソフトバンク・川瀬晃内野手が初の1軍昇格を果たす。攝津正の抹消に伴って登録されるもので、この日の早出練習からチームに合流して汗を流した。

　選手が思い思いのTシャツ姿でバットを振るソフトバンクの早出練習。その中に背番号「00」の練習着を着用した川瀬の姿があった。大分商業高校から入団して3年目を迎える内野手。バットコントロールには定評があり、2軍では打率.394の成績を残している。身体はまだ細いが、将来的には川崎宗則のような存在になる可能性を秘めた選手だ。

　3月のオープン戦では7試合に出場して4打数2安打の成績を残したが、そこで触れた1軍レギュラー陣の話で「バッティングに対する考え方が変わった」という。

　昇格の連絡を受けて「冷や汗が出て心臓がバクバクしました」という川瀬。すぐにお世話になった方々に連絡を入れたが、大分の先輩で自主トレでも世話になっている今宮健太に連絡した際には「『もう知ってる』と言われました」と苦笑い。

　その今宮は右肘関節炎で23日の出場が見送られる目算が高く、急遽大分から駆けつけるという家族の前で川瀬が1軍デビューを飾る可能性もありそうだ。（藤浦一都 / Kazuto Fujiura）