カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は8月のリオデジャネイロ五輪でテニス競技に出場する権利を持たなかったが、それでも開会式のデンマークチーム代表の旗手に選ばれた。 彼女は出場資格について国際テニス連盟(ITF)に再考を求め、上訴した…

 カロライン・ウォズニアッキ(デンマーク)は8月のリオデジャネイロ五輪でテニス競技に出場する権利を持たなかったが、それでも開会式のデンマークチーム代表の旗手に選ばれた。

 彼女は出場資格について国際テニス連盟(ITF)に再考を求め、上訴した。そして、デンマークテニス連盟のスポークスマンであるトーマス・コニグスフェルツ氏は、ウィンブルドン期間中である6月30日に行われる聴聞会でウォズニアッキを支援すると話した。

 元世界ナンバーワンのウォズニアッキは五輪前にフェドカップの対戦に2度出場していなければならないという規定を満たしていなかったが、それは不運な理由によるものだった。

 ウォズニアッキは4月に行われたフェド杯グループ2(ヨーロッパ・アフリカゾーン プレーオフ)の「デンマーク対ボスニア・ヘルツェゴビナ」との対戦に出場して五輪出場の規定を満たそうとしていたが、練習中に足首をひどく捻り、今週のイギリス・ノッティンガムの大会まで10週間プレーすることができなかった。

 2月にデンマークの五輪委員会はウォズニアッキを旗手に選び、彼女はそれを「夢の実現」と呼んで、喜びを吐露していた。(C)AP