「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月13~20日/クレーコート)の7日目、準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。ナダルが7-6(4)、6-3でBIG…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月13~20日/クレーコート)の7日目、準決勝でラファエル・ナダル(スペイン)がノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。ナダルが7-6(4)、6-3でBIG4対決を制し決勝進出を決めた。

今大会5年振り8度目の優勝を狙うナダルは、決勝で今大会2連覇および出場大会3連続優勝を狙うアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と戦う。

ナダルの24勝、ジョコビッチの26勝で迎えた51度目の対決は、今回も熾烈なものになった。ナダルのサーブから試合が始まると、その第1ゲームでナダルはいきなりピンチを迎える。しかしここはナダルが守りきる。すると第6ゲームでナダルがブレークに成功し、ゲームカウントは4-2に。しかしジョコビッチも易々とはセットを落とさない。ナダルのサービング・フォー・ザ・セットを破り、イーブンとすると、第1セットからタイブレークにもつれ込む。しかし最後はナダルがこの緊張感のあるタイブレークをものにした。

これで余裕ができたナダルは、第2セットでジョコビッチに対し優位に立つ。第3ゲームで先にブレークすると、ゲームカウント5-3で迎えた第9ゲームでもブレークし、第2セットはジョコビッチにチャンスを1度も与えることなく、51度目の対決を制した。

ナダルと決勝で戦うズベレフとの対戦成績は、ナダルの4戦全勝。直近は今年4月の「デビスカップ」準々決勝で対戦し、6-1、6-4、6-4のストレートで勝利している。もしナダルが優勝すれば、先週「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」で準々決勝で敗れたために失った世界ランキング1位の座を取り戻すことになる。(テニスデイリー編集部)

※写真は準決勝で対決したナダル(左)とジョコビッチ(右)

(Photo by Dean Mouhtaropoulos/Getty Images)