「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」（イタリア・ローマ／5月13～20日／クレーコート）の6日目、準々決勝で錦織圭（日本／日清食品）が第11シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）と対戦。6-2、1-6で迎えた第3…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」（イタリア・ローマ／5月13～20日／クレーコート）の6日目、準々決勝で錦織圭（日本／日清食品）が第11シードのノバク・ジョコビッチ（セルビア）と対戦。6-2、1-6で迎えた第3セットは3-6でジョコビッチに奪われ、錦織は準々決勝敗退となった。試合時間は2時間21分。

勝利したジョコビッチは、ファビオ・フォニーニ（イタリア）を破ったラファエル・ナダル（スペイン）と準決勝で対戦する。

第3セット、両者ともにキープして迎えた第3ゲームで錦織は0-30とピンチを迎えた。ここで錦織はネット際に大きく浮いたチャンスボールをスマッシュしようとしたがネットにかかって0-40となってしまう。1本はしのいだものの、ジョコビッチにブレークされて第3セットも追いかける展開となった。

錦織は諦めずにじっくりと攻めて第4ゲームでブレークバックを果たし、ゲームカウントを2-2のイーブンとし、続く第5ゲームもジョコビッチの猛攻に耐えてキープした。

そして第6ゲームでデュースの末に錦織はブレークポイントを握ったが、ここは不発に終わり、リードを作ることができなかった。逆に第7ゲームでデュースに持ち込まれてブレークポイントを握られてしまう。1本はしのいだが、2度目には錦織のリターンがアウトとなってブレークされ、1ブレークダウンとされた。

錦織はこの状況になっても諦めず、冷静にプレーを進めて第8ゲームをデュースに持ち込み、ブレークポイントを握る。しかし、激しいやり取りの末にジョコビッチにキープされ、追いつくことができない。

さらに第9ゲームではジョコビッチに15-40とマッチポイントを握られてしまう。最後は錦織のリターンが大きくアウトとなってゲームカウント3-6で落とし、準々決勝敗退となった。（テニスデイリー編集部）

※写真は準々決勝敗退となった錦織圭

(Photo by Julian Finney/Getty Images)