「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月13~20日/クレーコート)の2回戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)は16日、ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)に圧勝して、3回戦への進…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月13~20日/クレーコート)の2回戦で、ラファエル・ナダル(スペイン)は16日、ダミアー・ジュムホール(ボスニア・ヘルツェゴビナ)に圧勝して、3回戦への進出を決めた。スコアは6-1、6-0、試合時間は1時間だった。

クレーで圧倒的に高いパフォーマンスを見せるナダルは今回の試合で、今大会の初戦に臨んだ形だ。「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」では準々決勝で、クレーを得意とするドミニク・ティーム(オーストリア)に5-7、3-6で敗戦したものの、その強さは健在だ。現在のナダルのランキングは2位で、今大会では第1シードの優勝候補だ。

試合ではナダルが終始優位を保ってゲームを進めた。自身の最初のサービスゲームとなった第1ゲームを難なくキープすると、ジュムホールのサービスでも攻めの姿勢を崩さなかった。

その第2ゲームの中で、ナダルは、フォア、バックから勢いのあるストロークで優勢に立ってポイントを重ねた。

ほかにも、ジュムホールのドロップショットにも素早く反応するなど隙を見せずに、ナダルが早速ブレークを達成した。その後もナダルはブレークを重ねると、試合の冒頭から5ゲームを連取。ジュムホールも1ゲームをキープしたものの、ナダルが第1セットを6-1と圧倒して取得した。

また、ナダルの勢いは第2セットに入っても、ジュムホールにはとめられず、ブレークを喫し続けてしまった。同セットの1、3、5ゲームで、ナダルがジュムホールのサービスをブレーク。ナダルは1ゲームも与えないまま、サービング・フォー・ザ・マッチに漕ぎ着けた。

結局、ナダルは6-0で第2セットも取得。終わってみれば、ジュムホールには1ゲームしか与えず、ブレークも許さない、ナダルの圧勝だった。

ナダルは次戦で、若手の次世代スター候補として知られるデニス・シャポバロフ(カナダ)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はジュムホールに勝利して声援にこたえるナダル

(photo by Giampiero Sposito/Action Plus via Getty Images)