カロリーヌ・ガルシア(フランス)は16日、「BNL イタリア国際」(イタリア・ローマ/5月14日~5月20日/クレーコート)のシングルス2回戦でティメア・バボス(ハンガリー)から白星を上げ、順調な今大会の滑り出しを見せた。スコアは6-3、6…

カロリーヌ・ガルシア(フランス)は16日、「BNL イタリア国際」(イタリア・ローマ/5月14日~5月20日/クレーコート)のシングルス2回戦でティメア・バボス(ハンガリー)から白星を上げ、順調な今大会の滑り出しを見せた。スコアは6-3、6-4、試合時間は1時間19分だった。

ガルシアは今大会では第7シードで、ランキングでも7位につけている。一方のバボスは、ランキングでは38位と、順位からは格上に挑戦することになった。

試合は冒頭からガルシアとバボスはそれぞれキープを繰り返し、お互いに優位を譲らなかった。4ゲーム目が終了しても、スコアはイーブンを保って推移した形だ。

第5ゲームには、ガルシアが自身のサービスゲームで、デュースに持ち込まれると、5度のデュースを繰り返し苦しい展開。しかし同選手は踏ん張りブレークを許さずに、ピンチを乗り切った。

ガルシアは逆に、第6ゲームでバボスのサービスをブレーク。2ブレークポイントからいったんはデュースに持ち込まれる中で、なんとか押し切り、1歩リードした。

その後は両選手ともにブレークを達成できずに、ガルシアが1ブレークアップを守りきって、1セットを自身のものにした。

第2セットも中盤までは、第1セットと同様に緊張感の漂う、キープ合戦の様相を呈していた。が、突破口を開いたのはやはり、ランキングで上位につけるガルシアだった。

第9ゲームでガルシアは、バボスのサービスに対して、15-40の2ブレークポイントを獲得。そのチャンスを活かして、続くポイントを奪うと1ブレークアップのリードが第2セットでもガルシアのものになった。

さらに、ガルシアは第10ゲームとなったサービング・フォー・ザ・マッチを難なく手にして、白星を決めた。同選手は、「全米オープン」での優勝経験もあるスローン・スティーブンス(アメリカ)と次の試合で対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真はマドリードの大会中に構えを取るガルシア

(Photo by COOLMedia/NurPhoto via Getty Images)