【5月15日ローマまとめ】2時間超を制してシャポバロフが初戦突破。チチパスも2回戦進出。女子は、シャラポワ、カサキナらが勝ち上がる

5月15日、「男子テニスATPワールドツアーマスターズ1000 ローマ」（イタリア・ローマ／5月13日～5月20日／クレーコート）男子シングルス1回戦、2回戦、ダブルス１回戦が行われた。雨のためスタートが予定より遅くなった15日の第１試合…

5月15日、「男子テニスATPワールドツアーマスターズ1000 ローマ」（イタリア・ローマ／5月13日～5月20日／クレーコート）男子シングルス1回戦、2回戦、ダブルス１回戦が行われた。

雨のためスタートが予定より遅くなった15日の第１試合は、第16シードのルカ・プイユ（フランス）対ワイルドカード出場のアンドレアス・セッピ（イタリア）。セッピは地元の後押しがある中での試合だったが、プイユが第１セットを完璧な展開で先取した。しかし、第２セットはセッピが追い上げ、第３セットへ。タイブレークとなった対戦は、プイユが競り勝ち2回戦進出を決めた。

第15シードのトマーシュ・ベルディヒ（チェコ）対デニス・シャポバロフ（カナダ）は、ベルディヒが第1セットを奪うが、第2セットはシャポバロフが第4ゲームでブレークに成功し、リズムに乗り第2セットを取り返した。第3セットはタイブレークで決着となり、ベルディヒからミニブレークを取ったシャポバロフだが、途中ベルディヒに追いつかれシーソーゲームの展開に。しかし、先にマッチポイントを取ったシャポバロフが2時間超えの試合を制し2回戦へ進んだ。

ボルナ・チョリッチ（クロアチア）対ステファノス・チチパス（ギリシャ）は、チョリッチが途中棄権をしたため、チチパスが2回戦進出を決めた。

2回戦のマルコ・チェッキナート（イタリア）対ダビド・ゴファン（ベルギー）は、ゴファンが第1セットをリードしていたが、第10ゲームでチェッキナートが追いつくと、第12ゲームでチェッキナートがブレークして第1セットを先取した。その後、調子を戻したゴファンが第2セット、第3セットを取り勝利を収めた。

ダブルスでは、フアンマルティン・デルポトロ（アルゼンチン）／レオナルド・メイヤー（アルゼンチン）が激戦を制した。また、アレクサンダー・ズベレフ（ドイツ）／ミーシャ・ズベレフ（ドイツ）対スティーブ・ジョンソン（アメリカ）／ドミニク・ティーム（オーストリア）はフルセットでジョンソン／ティームが勝利を収め、ティームにとってはA.ズベレフに対して「マドリード」の小さなリベンジとなった。

なお、2回戦のライアン・ハリソン（アメリカ）対マリン・チリッチ（クロアチア）は、第1セットの途中で雨のため試合がサスペンデッドとなり16日に試合再開予定だ。

女子の大会の「BNL イタリア国際」（イタリア・ローマ／5月14日～5月20日／クレーコート）はシングルス1回戦、2回戦、ダブルス1回戦が行われた。

マリア・シャラポワ（ロシア）対第16シードのアシュリー・バーティ（オーストラリア）はフルセットの末シャラポワがバーティを下した。2時間30分の激戦を終えたシャラポワの次戦はドミニカ・チブルコバ（スロバキア）の予定だ。

第14シードのダリア・カサキナ（ロシア）は予選からのアイラ・トムヤノビッチ（オーストラリア）と対戦。ベーグルを含むスコアでカサキナが快勝した。第4シードのエリナ・スビトリーナ（ウクライナ）はペトラ・マルティッチ（クロアチア）と対戦し、スビトリーナが3回戦へ進んだ。

ダブルスの試合は、バーボラ・クレイチコバ（チェコ）／カテリーナ・シニアコバ（チェコ）対マディソン・キーズ（アメリカ）／ビーナス・ウイリアムズ（アメリカ）が行われ、キーズ／ウイリアムズが逆転勝利を収めている。◇　　　◇　　　◇

【5月15日主な試合結果】

◆男子シングルス

１回戦

○ルカ・プイユ（フランス）6-2、3-6、7-6(3) ●アンドレアス・セッピ（イタリア）

○デニス・シャポバロフ（カナダ）1-6、6-3、7-6(5) ●トマーシュ・ベルディヒ（チェコ）

○ステファノス・チチパス（ギリシャ）4-1(Ret) ●ボルナ・チョリッチ（クロアチア）

2回戦