大坂なおみ(日本/日清食品)が、比較的に結果の振るわなかったクレーコートについても、「試合数をこなしより理解すればより良くプレーできるだろう」との見方をWTA(女子テニス協会)のウェブサイトで明らかにした。同選手は14日、「BNL イタリア…

大坂なおみ(日本/日清食品)が、比較的に結果の振るわなかったクレーコートについても、「試合数をこなしより理解すればより良くプレーできるだろう」との見方をWTA(女子テニス協会)のウェブサイトで明らかにした。

同選手は14日、「BNL イタリア国際」(イタリア・ローマ/5月14日~5月20日/クレーコート)の1回戦で、元世界1位のビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)に6-0、6-3のストレートで勝利。

その大坂の2回戦の対戦相手は、第1シードで現世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)。過去の対戦成績は1勝3敗と負け越しているが、3月の「BNPパリバ・オープン」で初撃破しそのまま同大会においてツアー初優勝。クレーコートにおいてハレプとの対戦成績でも挽回できるかも見所だ。

強敵との対戦を前に、クレーでのプレーについて、大坂自身によれば「誰もが自分よりもクレーよりも多くの経験を積んでいるように感じる。プレーし続けて、起こることを見ていきたい」と語った。

ほかにも、大坂は「時には足をスライドさせると倒れてしまうし、ほかにも細かい違いがあり、あるクレーでは早くて、ほかのものではより遅かったりする」と語る。

さらには、大坂にとっては、穴があるように感じたり、別の時には突然止まったりすると感じることもあるという。ハードではスライドする距離もわかっている一方で、クレーではまだその感覚をつかめていない様子だ。

大坂はさらに、説明の仕方はわからないとした上で「クレーでのプレーにまだなじめていない」と、WTAのサイトを通じて、伝えている。

そのクレーコートで行われている「BNL イタリア国際」では、大坂が勝ち進めば、ハレプのほかにも、「全米オープン」準優勝したことのあるマディソン・キーズ(アメリカ)や、「全米オープン」を制覇したスローン・スティーブンス(アメリカ)、カロリーヌ・ガルシア(フランス)らとの対戦が実現する可能性もある。(テニスデイリー編集部)

※写真はクレーコートで行われる「BNL イタリア国際 」に出場中の大坂なおみ

(Photo by Giampiero Sposito/Action Plus via Getty Images)