【5月14日ローマまとめ】錦織圭、大坂なおみがともに1回戦を突破。ジョコビッチ、ゴファンらも2回戦へ

5月14日、「男子テニスATPワールドツアーマスターズ1000 ローマ」（イタリア・ローマ／5月13日～5月20日／クレーコート）男子シングルス1回戦が行われた。錦織圭（日本／日清食品）対フェリシアーノ・ロペス（スペイン）の試合。第1セッ…

5月14日、「男子テニスATPワールドツアーマスターズ1000 ローマ」（イタリア・ローマ／5月13日～5月20日／クレーコート）男子シングルス1回戦が行われた。

錦織圭（日本／日清食品）対フェリシアーノ・ロペス（スペイン）の試合。第1セットは両者譲らずの展開となり、タイブレークで錦織が取った。続く第2セットは、第7ゲームで、29ショットの打ち合いを制した錦織がブレークに成功する。ただ、錦織の返球がノットアップだったとロペスが主審に抗議をする場面があり、後味が悪いゲームとなった。このアクシデントで集中力が切れてきた様子のロペスだったが、第9ゲームはキープする。第10ゲームで錦織がラブゲームで試合を決め、2回戦進出となった。錦織の次戦の相手は第3シードのグリゴール・ディミトロフ（ブルガリア）の予定だ。

ノバク・ジョコビッチ（セルビア）対アレクサンドル・ドルゴポロフ（ウクライナ）は、完璧な内容でジョコビッチが試合の主導権を握り、第１セットを22分で終わらせた。徐々に調子を取り戻してきた様子が見られたジョコビッチは、ストレートでドルゴポロフを下し、2回戦へ進出した。

第9シードのダビド・ゴファン（ベルギー）はレオナルド・メイヤー（アルゼンチン）にストレートの完勝、ジャレッド・ドナルドソン（アメリカ）対第10シードのパブロ・カレーニョブスタ（スペイン）はドナルドソンをフルセットで破り2回戦進出を果たしている。

女子の大会の「BNL イタリア国際」（イタリア・ローマ／5月14日～5月20日／クレーコート）はシングルス、ダブルスの1回戦が行われた。

ビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）対大坂なおみ（日本／日清食品）の対戦。いきなりベーグルで元世界ランク１位から第１セットを奪った大坂は、第2セットも勢いとパワーを落とさず試合を運んでいった。第１ゲームはアザレンカが大坂からブレークを取るが、第4ゲームで大坂がブレークバックに成功、続く第6ゲームもブレークを取り、第7ゲームまで4ゲーム連取してリードを広げた。第9ゲームは2度のデュースになりながらも攻めきった大坂がキープして試合を決めた。大坂の次戦は女王ハレプの予定になっている。

この大会を最後に、現役引退を発表した地元ロベルタ・ビンチ（イタリア）は、アレクサンドラ・クルニッチ（セルビア）と対戦。第１セットはビンチが奪うが、クルニッチが逆転しベンチは初戦敗退となった。試合後の会見でビンチは「１週間前からカレンダーを見ながらカウントダウンをしていって･･･練習もいつもより少なくなっていったけれど、今日の試合を楽しもうと思っていたし、みなさんに"ありがとう"といいたかった。ローマで選手として終えることは完璧な最後よ」と語った。

マグダレナ・リバリコバ（スロバキア）対ジョハナ・コンタ（イギリス）はコンタがストレート勝利で次戦へ進んでいる。第9シードのスローン・スティーブンス（アメリカ）対バーボラ・ストリコバ（チェコ）はスティーブンスが逆転して２回戦進出となっている。

女子ダブルスでは、チャン・ハオチン（台湾）／ヤン・ザオシャン（中国）対青山修子（日本／近藤乳業）／加藤未唯（日本／ザイマックス）の試合は、青山／加藤ペアがストレート負けを喫し、初戦敗退となった。◇　　　◇　　　◇

【5月14日主な試合結果】

◆男子シングルス１回戦

○錦織圭（日本／日清食品）7-6(5)、6-4 ●フェリシアーノ・ロペス（スペイン）

○ノバク・ジョコビッチ（セルビア）6-1、6-3 ●アレクサンドル・ドルゴポロフ（ウクライナ）

○パブロ・カレーニョブスタ（スペイン）6-4、3-6、6-0 ●ジャレッド・ドナルドソン（アメリカ）

○ダビド・ゴファン（ベルギー）6-1、6-2 ●レオナルド・メイヤー（アルゼンチン）

○カイル・エドマンド（イギリス）6-3、3-6、6-3●マレク・ジャジリ（チュニジア）

◆女子シングルス1回戦

○大坂なおみ（日本／日清食品）6-0、6-3 ●ビクトリア・アザレンカ（ベラルーシ）

○スローン・スティーブンス（アメリカ）6(4)-7、6-3、6-1 ●バーボラ・ストリコバ（チェコ）