「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月13~20日/クレーコート)の2日目、1回戦で世界ランキング24位の錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング33位のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)と対…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月13~20日/クレーコート)の2日目、1回戦で世界ランキング24位の錦織圭(日本/日清食品)が世界ランキング33位のフェリシアーノ・ロペス(スペイン)と対戦。7-6(5)、6-4のストレートで勝利し、2回戦進出を決めた。

試合後の会見で錦織は、ノーシードのタフさについて質問され、「1回戦か2回戦は必ずシードがくるので、次もトップ10の選手とやらなければならないので楽ではないですけど、結果優勝するにしてもどこかしらでシードとはやらないといけない。厳しいですけど、ここからまた這い上がっていかないと」「モンテカルロの前までは32位(「全仏オープン」でのシード確保の目安)までに入らないとと思っていたのが、16位も近くなってきたり、ちょっとずつは上がってきている」「特に(グランドスラムで上位の試合がある)2週目に入っていくには体力的なことも考えると、8位以上というのは大きいなと再確認しています」と答えた。

まだ復帰過程にあるのか、それとも怪我を言い訳にできない気持ちになっているかどうかという質問に対しては「全く言い訳できないですね。(モンテカルロで)決勝まで行っているので」と話した。

「気持ち的には感覚だったり色んなものは全て戻ってきている」「その日の調子だったり、復帰前でもアップダウンはいつでもどの選手もある。それをなくしていければまたトップ10に帰れるのも遠くはないと思う」「自信をつけるという意味では、試合に勝てたりより上にいけることは大事になってくると思います」と手ごたえを語った。

勝利した錦織は、2回戦で第3シードで世界ランキング4位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦する。ディミトロフとの対戦成績は、錦織から見て3勝1敗。ただ、唯一の敗北が直近の対戦となった昨年の「ブリスベン国際」の決勝というのが気になるところだ。(テニスデイリー編集部)

※写真は1回戦勝利後の錦織圭

(Photo by Matteo Ciambelli/NurPhoto via Getty Images)