「BNL イタリア国際」(イタリア・ローマ/5月14日~20日/クレーコート)の初日、1回戦で大坂なおみ(日本/日清食品)がビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦。6-0、6-3のストレートで大坂が勝利し、2回戦進出を決めた。試合時間は…

「BNL イタリア国際」(イタリア・ローマ/5月14日~20日/クレーコート)の初日、1回戦で大坂なおみ(日本/日清食品)がビクトリア・アザレンカ(ベラルーシ)と対戦。6-0、6-3のストレートで大坂が勝利し、2回戦進出を決めた。試合時間は1時間13分。

勝利した大坂は、第1シードで現世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)と2回戦で対戦する。

アザレンカとは過去に1回だけ対戦しており、その2016年「全豪オープン」3回戦のときは大坂が1-6、1-6で敗れている。それから2年、力をつけた大坂が元世界ランキング1位のアザレンカ相手に見事な勝利を飾った。

第1セット、大坂は第1ゲームでブレークに成功すると、そこから6ゲームを連取。いわゆるベーグル(相手のゲームポイントを0でセットを奪うこと)で第1セットを先取した。大坂は6本のブレークポイントを握ったが、アザレンカには1本も与えることなく、第1セットを終えた。

第2セットもその勢いが続くかと思われたが、元世界ランキング1位のアザレンカも黙ってはいない。第1ゲームでいきなりブレークされてしまい、リードを許す。しかし、大坂は第3ゲームをキープして悪い流れを断ち切ると、第4ゲームでブレークバックを果たす。さらに第6ゲームでもブレークに成功して1ブレークアップとした。そして大坂のサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームでアザレンカに15-40とブレークポイントを握られてしまった。しかし、ここからデュースまで追い上げた大坂が最後まで粘りきってここを取り、第2セットを6-3で連取した。

元世界1位のアザレンカを破った大坂だが、先日優勝した「BNPパリバ・オープン」の1回戦で元世界1位のマリア・シャラポワ(ロシア)を、「マイアミ・オープン」の1回戦で元世界1位のセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)を破っており、上位選手に対しても臆することなくプレーをすることが持ち味となってきている。そんな大坂が2回戦で対戦するのは第1シードで現世界ランキング1位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)。過去の対戦成績は1勝3敗と負け越しているが、直近の対戦は「BNPパリバ・オープン」の準決勝。このときは大坂が勢いに乗って6-3、6-0のストレートで勝利している。このときの勢いを2回戦でも見せてくれるのか、期待がかかる。(テニスデイリー編集部)

※写真は2回戦進出を決めた大坂なおみ

(Photo by Julian Finney/Getty Images)