「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月6日~13日/クレーコート)の7日目、準決勝で第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と第6シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)が対戦…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月6日~13日/クレーコート)の7日目、準決勝で第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と第6シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)が対戦。6-4、6-2でティームが勝利し、昨年に引き続き決勝進出を決めた。試合時間は1時間25分。

勝利したティームは、準決勝第2試合でデニス・シャポバロフ(カナダ)をストレートで破ったアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)と対戦する。

両者は過去に6回対戦しており、ティームから見て0勝6敗とアンダーソンに全敗している。ちなみに、すべてハードコートの対戦で、クレーコートは今回が初となる。

第1セット、第1ゲームでティームはいきなりのブレークを果たす。その後も幾度となくブレークポイントを握る場面を見せ、終始アンダーソンをリードしていた。一方のアンダーソンも3本のブレークポイントを得るチャンスがあったものの、力んでしまったのか、ことごとくティームにキープされてしまって第1セットは6-4でティームが先取した。

第2セットになってもティームの勢いは衰えなかった。またしても第1ゲームでブレークに成功したティームは、アンダーソンにブレークポイントを1本も与えずに優位に試合を進めていくと、さらに第5ゲームに駄目押しのブレークを成功させ、ゲームカウント6-2で第2セットを連取した。

アンダーソンは得意のサーブでのポイントが70本中40本しか無く、厳しい戦いを強いられた。また、アンフォーストエラーの数も8本のティームに対して27本と大きく水をあけられてしまった。

ティームは決勝でズベレフと対戦するが、過去の対戦成績は4勝1敗。クレーコートでは2戦2勝となっている。(テニスデイリー編集部)

※写真は勝利したティーム(左)と、勝利を称えるアンダーソン(右)

(Photo by Denis Doyle/Getty Images)