「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月6日~13日/クレーコート)の7日目、準決勝で第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とデニス・シャポバロフ(カナダ)が対戦。6-4、6-1…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月6日~13日/クレーコート)の7日目、準決勝で第2シードのアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)とデニス・シャポバロフ(カナダ)が対戦。6-4、6-1でズベレフが勝利し、決勝進出を決めた。試合時間は57分。

勝利したズベレフは、先に行われた第1試合で第6シードのケビン・アンダーソン(南アフリカ)を倒した第5シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する。

両者は過去に1回だけ対戦している。昨年の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 トロント」の準決勝で、そのときは6-4、7-5でズベレフが勝利している。

第1セット、両者ともにキープを続け、ブレークポイントのチャンスも無い状況が続いた。そしてそれを打破したのはズベレフ。第9ゲームで初めてのブレークポイントを握ると、このチャンスをしっかりと活かしてブレークに成功。ゲームカウントを5-4とすると、次のサービング・フォー・ザ・セットでシャポバロフにデュースまで追い詰められたものの、落ち着いてポイントを連取して第1セットを先取した。

続く第2セットでは、第1ゲームでズベレフがブレークに成功すると、そのまま4ゲームを連取。第1セットを先取した勢いを維持して大きくリードした。第5ゲームはシャポバロフにキープされたものの、そこからさらにズベレフは2ゲームを連取し、あっさりと第2セットを連取して決勝進出を決めた。

勝利したズベレフは、決勝でティームと対戦する。過去の対戦成績は1勝4敗とティームに負け越しており、特にクレーコートでは2戦2敗となっている。二人が最後に対戦したのは、昨年2月に行われた「ABN AMRO ワールド・テニス」。ズベレフはそこからめきめきと力をつけ、今ではティームを上回る世界ランキング3位となっている。

これからのテニス界を背負うであろう21歳のズベレフと24歳のティームという若き2人の決勝戦は注目だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は勝利したズベレフ(右)と敗れたシャポバロフ(左)

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)