5月10日、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月6日~5月13日/クレーコート)男子シングルス3回戦、ダブルス2回戦が行われた。フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)対ドゥ…

5月10日、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月6日~5月13日/クレーコート)男子シングルス3回戦、ダブルス2回戦が行われた。

フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)対ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)戦は、お互いがセットを取り、迎えた第3セット。キープが続き、決着はタイブレークへ。ミニブレーク2本を奪ったデル ポトロだったが、その後ラヨビッチが追い上げ逆転。最初のマッチポイントをラヨビッチが握るが、デル ポトロが凌いだ。最後はデル ポトロのショットが外れて2度目のマッチポイントを取ったラヨビッチが勝利を収めた。

ノバク・ジョコビッチ(セルビア)を下したカイル・エドマンド(イギリス)は、ダビド・ゴファン(ベルギー)に対してストレートで勝負を決めベスト8進出を決めた。

ラファエル・ナダル(スペイン)対ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)は、第1セットは、ナダルがミスショットを出すなどスタートこそ調子が落ちていたが、第6ゲームでブレークに成功しセットを先取した。第2セットは、ブレーク1本ずつ取り、緊迫した展開が続く。シュワルツマンは2本のダブルフォルトで第9ゲームを自ら落とすと、続く第10ゲームはナダルのサービング・フォー・ザ・マッチとなり試合に決着がついた。ナダルは、ジョン・マッケンロー(アメリカ)が持つカーペットコートの49セット連取の記録を抜いて、クレーコートの50セット連取の記録を打ち立てた。

ダブルスは、第7シードのイバン・ドディグ(クロアチア)/ラジーブ・ラム(アメリカ)対マクラクラン勉(日本)/ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)が行われ、マクラクラン/ストルフ組がストレートで快勝し、準々決勝進出を決めた。

女子の大会の「ムトゥア マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/5月5日~5月12日/クレーコート)はシングルス準々決勝が行われた。

第1シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)は、カロリーナ・プリスコバ(チェコ)と対戦。ストレートでプリスコバが勝利し、ベスト4進出を決めた。また、カロリーヌ・ガルシア(フランス)もこの大会の勢いに乗ったまま、カルラ・スアレス ナバロ(スペイン)をストレートで下している。

マリア・シャラポワ(ロシア)対キキ・バーテンズ(オランダ)の試合は、バーテンズが逆転をしてベスト4進出を果たした。ダリア・カサキナ(ロシア)対ペトラ・クビトバ(チェコ)は、クビトバがストレートで試合を決めた。◇   ◇   ◇

【5月10日 主な試合結果】

◆男子シングルス3回戦

○ドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)3-6、6-4、7-6(6) ●フアン マルティン・デル ポトロ(アルゼンチン)

○ラファエル・ナダル(スペイン)6-3、6-4 ●ディエゴ・シュワルツマン(アルゼンチン)

○カイル・エドマンド(イギリス)6-3、6-3 ●ダビド・ゴファン(ベルギー)

○デニス・シャポバロフ(カナダ)6-4、6-4 ●ミロシュ・ラオニッチ(カナダ)

○アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)6-4、6-2 ●レオナルド・メイヤー(アルゼンチン)

◆男子ダブルス2回戦

○マクラクラン勉(日本)/ヤン レナード・ストルフ(ドイツ)6-1、6-3 ●イバン・ドディグ(クロアチア)/ラジーブ・ラム(アメリカ)

◆女子シングルス準々決勝

○カロリーナ・プリスコバ(チェコ)6-4、6-3 ●シモナ・ハレプ(ルーマニア)

○ペトラ・クビトバ(チェコ)6-4、6-0 ●ダリア・カサキナ(ロシア)

○キキ・バーテンズ(オランダ)4-6、6-2、6-3 ●マリア・シャラポワ(ロシア)

○カロリーヌ・ガルシア(フランス)6-2、6-3 ●カルラ・スアレス ナバロ(スペイン)(テニスデイリー編集部)

※写真はデル ポトロに粘り勝ちをしたラヨビッチ

(Photo by COOLMedia/NurPhoto via Getty Images)