WOWOWは、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われるホルヘ・リナレスのWBC世界ライト級王座3度目の防衛戦を5月13日(日)に生中継する。フェザー級、S・フェザー級、ライト級の3階級で世界王座を獲得したホルヘ・リナレスに挑戦する…

WOWOWは、マディソン・スクエア・ガーデン(MSG)で行われるホルヘ・リナレスのWBC世界ライト級王座3度目の防衛戦を5月13日(日)に生中継する。

フェザー級、S・フェザー級、ライト級の3階級で世界王座を獲得したホルヘ・リナレスに挑戦するのは、アマチュア時代に北京オリンピック、ロンドンオリンピックで連覇し、プロでは3戦目にフェザー級、7戦目で現在のS・フェザー級王座を獲得したワシル・ロマチェンコ。ロマチェンコは、史上最速の12戦目での3階級制覇を狙う。

WOWOWでは、実力者同士が戦うこの試合の展望について、WBA世界ミドル級王者の村田諒太にインタビューを行った。リナレスと帝拳ジムのジムメイトでもある村田は、リナレスの最近の戦いぶりについて「以前は強いけれど、打たれたときにモロいという印象がありましたが、最近は逞しくなりました」とコメント。

また、技術面を「完璧」だと言い、「あれほどスピードがあって技術のある選手はいないんじゃないですか。リナレスの良いところは第一にスピードですが、単発でも連打でも速い。次はパンチ力。特に最近はパワーがついてきているなと感じますね」と語った。

ロマチェンコについては、「パンチをもらわないこと、そして速いこと」を優れている点として挙げ、その動きを「滑るようなフットワーク、スピードは特別なもの。なぜあんな動きができるのか分からないし、才能としかいいようがないでしょう」と話した。

ロマチェンコは今回、階級を上げてライト級で戦うことになる。村田は、リナレスを「体のサイズ、肉体的なもの、一発一発のパンチ力、加えてスピードがある」と言い、下の階級の選手が上げてきたときの最大の強みであるスピードが今回通用することはないと予想。

「フェザー級、S・フェザー級の選手よりもライト級のリナレスの方が速いんですから。かつ体の強さもある。だからロマチェンコに勝つとしたらリナレスだと思うんです。もしもリナレスが止められないのならば、もう誰もロマチェンコを止められないでしょう」と語った。

試合の展開は、「序盤はロマチェンコが様子を見て、リナレスはワンツー系のストレートを狙うと思います」とコメント。「このときにロマチェンコがリナレスのパンチにどれだけ反応できるかが最初のポイントで、十分な反応ができないようならばリナレスの速い右が当たるでしょう。逆に、リナレスの右を簡単に外してしまうならばロマチェンコのペースでしょう」と言い、そこが勝負の分かれ目だと語った。

下馬評ではロマチェンコ有利と出ているが、村田は「リナレスが勝つチャンスは十分にありますよ」とコメント。「ロマチェンコは打たれたことがないので、リナレスの右が当たったときにどうなるか分からない」と予想した。

試合の模様は、5月13日(日)午前9:00より、WOWOWプライムにて生中継する。

村田諒太「リナレスが勝つチャンスは十分にある」…リナレスvsロマチェンコ

村田諒太「リナレスが勝つチャンスは十分にある」…リナレスvsロマチェンコ

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