「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月6日~5月13日/クレーコート)男子シングルス3回戦でデニス・シャポバロフ(カナダ)とミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が対戦。6-4、6-4でシャポ…

「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月6日~5月13日/クレーコート)男子シングルス3回戦でデニス・シャポバロフ(カナダ)とミロシュ・ラオニッチ(カナダ)が対戦。6-4、6-4でシャポバロフが同郷対決を制した。試合時間は1時間22分。

勝利したシャポバロフは、準々決勝でカイル・エドマンド(イギリス)と対戦する。

両者は今回が初の対戦となる。シャポバロフの世界ランキングは現在43位で、最高位は今年の4月30日に記録した42位。一方のラオニッチは現在24位で、最高位は2016年に記録した3位。同じカナダ勢同士の新旧対決に注目が集まった。

第1セット、シャポバロフはウィナーの数が13本と、9本のラオニッチを上回った。第5ゲームでシャポバロフは2本のブレークポイントを握ったものの、ここではブレークに至らなかった。しかし、第7ゲームで再びブレークポイントを握ると、今度はそのチャンスを活かして第1セットをリードした。ラオニッチは第1セットでブレークポイントを握ることができず、シャポバロフに押されている感じだった。

第2セットの第5ゲームで15-40とリードしたシャポバロフに対してラオニッチもサービスエースを2本連続で決めてデュースに持ち込んでキープした。勢いに乗るシャポバロフに対して、ラオニッチも簡単にブレークされまいと必死になる。そして第6ゲームでラオニッチにブレークポイントを握られるが、ここはシャポバロフが難なくキープした。緊迫した展開が続いた第7ゲームでシャポバロフがブレークに成功。第1セットと同じく、第7ゲームでブレークに成功してリードした。

なんとか取り返したいラオニッチだったが、最後までシャポバロフがリードを保ち、結局ラオニッチが得たブレークポイントは第2セット、第6ゲームの1本のみ。カナダ勢同士の対決は19歳のシャポバロフに軍配が上がった。

シャポバロフが準々決勝で対戦するエドマンドは、3回戦で第8シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を倒しての勝ち上がり。格上を撃破して勝ち進んだもの同士の対決となる。(テニスデイリー編集部)

※写真は準々決勝進出を決めたシャポバロフ

(Photo by David Aliaga/NurPhoto via Getty Images)