今シーズン不調のノバク・ジョコビッチ(セルビア)がまたもや大会序盤で敗退を喫した一方で、ラファエル・ナダル(スペイン)はクレーでは無敵であるかのようだ。水曜日の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」(スペイン・マ…

今シーズン不調のノバク・ジョコビッチ(セルビア)がまたもや大会序盤で敗退を喫した一方で、ラファエル・ナダル(スペイン)はクレーでは無敵であるかのようだ。

水曜日の「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月6日~13日/クレーコート)2回戦でジョコビッチはカイル・エドマンド(イギリス)に3-6、6-2、3-6で敗れ、6大会連続で準々決勝への進出を逃した。

ジョコビッチ戦の後に行われたガエル・モンフィス(フランス)との試合に、ナダルは6-3、6-1で快勝し、クレーコートでの連続セット獲得数を48に伸ばした。

グランドスラムを16度制しているナダルは、モンテカルロとバルセロナでタイトルを獲得した後に今大会に臨んでおり、クレーコートでは最近38試合のうち37試合に勝利し、20試合はストレートで勝っている。

「うまくいっていないことがあるのは明らかだ」とグランドスラムを12度優勝しているジョコビッチは語った。また同選手は「それでも、問題に取り組んで、自分のテニスがよくなっていくことを祈って、願っている」と話した。

さらに、「こういう試合では1ポイント、2ポイントが決定的になる」として、ジョコビッチは「運は少し彼に味方した。だけど、彼は肝心な時に勇気を出して攻撃的に打ったし、勝利にふさわしかった」と話した。

ジョコビッチは第1セットではミスも多かったが、第2セットでは持ち直して容易くものにした。ただ、第3セットで早々にブレークチャンスを握ったものの、0-40からエドマンドに5連続ポイントを許してキープを許した。今大会でノーシードのエドマンドはその後、ジョコビッチのサービスを破って5-3とすると、自身のサービスゲームであっさりと試合を決めた。

「今日はとにかくいい気分で、いいボールが打てた」として「集中すれば、最後にはチャンスが巡ってくるんじゃないかと思っていた。第3セットのあのゲームが鍵だった。ノバクはリードするとより攻撃になるから、ブレークするのは難しい」とエドマンドは語った。

エドマンドは次は、ロビン・ハッサ(オランダ)を7-5、6-3で下した第8シードのダビド・ゴファン(ベルギー)と対戦する。

(C)AP(テニスデイリー編集部)

※写真はモンフィスとの試合でバックハンドを放つナダル

(Photo by Quality Sport Images/Getty Images)