ダビド・ゴファン(ベルギー)は9日、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月6日~5月13日/クレーコート)男子シングルス2回戦でロビン・ハッサ(オランダ)と対戦し、ランキング格付け通り…

ダビド・ゴファン(ベルギー)は9日、「男子テニスATPワールドツアー マスターズ1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月6日~5月13日/クレーコート)男子シングルス2回戦でロビン・ハッサ(オランダ)と対戦し、ランキング格付け通り勝利を収めた。スコアは7-5、6-3、試合時間は1時間23分だった。

ゴファンは180センチと現在のツアーでは小柄な方で、体格のハンデを軽快なフットワークと優れたリターンで補うベースライナー。ランキングは10位と自身最高の7位を下回っているものの、上位の常連になりつつある。

一方の、ハッサは、長身から繰り出すビッグサービスと、思いきりのいいグラウンドストロークの攻撃力で、時折番狂わせを見せるプレーヤーだ。現在のランキングは44位だ。

試合では当初、均衡を保ちながら推移。両選手がキープを3ゲーム続けた後、ゴファンがゲームを動かした。

4ゲーム目のリターンで、2ブレークポイントをつかむとゴファンはチャンスを活かしブレークを達成。1ブレークアップリードする足場を築いた。しかし、続くサービスゲームで、ゴファンはキープしきれずに、追いつかれてしまい、スコアは振り出しに。

さらに、8、9ゲーム目でもお互いにブレークするなど、主導権はどちらにも傾かないまま、終盤に入った。第1セットの行方を決めたのはタイブレーク直前の12ゲーム目で、ゴファンがリターンを優位に進めた。ラリー戦でのアウトミスやネットに当たったストロークが自陣に落ちる不運な失点などでハッサがブレークポイント。

さらに、続くポイントでゴファンのリターンを返球しきれずにブレークされ、ハッサが第1セットを5-7で失った。

また、第2セットでは、1つのブレークが勝敗を決定付ける展開になったが、5ゲームまではキープし合って推移した。

6ゲーム目冒頭で、ハッサがストロークの打ち合いで、ベースラインを超えるアウトミス。さらに、30-30から、同選手は、バックサイドに振られての返球をネットし、ブレークポイントのピンチ。

ゴファンはこのチャンスを活かせなかったものの、3度目のデュースでブレークポイントを再び迎えた。その中で、ゴファンのバックハンドのウィナーがオープンスペースに入り、大きな1ブレークアップのリードを築いた。

ゴファンはそのまま、自身のサービスゲームでは譲らず、6-3で試合を締めくくった。同選手は次の3回戦で、カイル・エドマンド(イギリス)と対戦する予定だ。(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年の「男子テニスATPワールドツアー500 バルセロナ」でのゴファン

(Photo by Urbanandsport/NurPhoto via Getty Images)