「TEB BNP パリバ イスタンブール・オープン」(トルコ・イスタンブール/4月30日~5月6日/クレーコート)の最終日、決勝でダニエル太郎(日本/エイブル)とマレク・ジャジリ(チュニジア)が対戦。7-6(4)で第1セットを先取したダニエ…

「TEB BNP パリバ イスタンブール・オープン」(トルコ・イスタンブール/4月30日~5月6日/クレーコート)の最終日、決勝でダニエル太郎(日本/エイブル)とマレク・ジャジリ(チュニジア)が対戦。7-6(4)で第1セットを先取したダニエルは、第2セットを6-4で連取し、ストレートで勝利。見事に初優勝を成し遂げた。試合時間は2時間22分。

第2セット、第1ゲームでダニエルはいきなり0-40と3つのブレークポイントを握った。ここをしっかりとブレークして先行するダニエルは、第2ゲームをキープすると、第3ゲームでも30-40とブレークポイントを得るが、これはブレークに至らなかった。

そして第4ゲームでジャジリにブレークバックされたダニエルは、第5ゲームでブレークに成功して再びリードを作った。

その後、両者がキープし合ってゲームカウント5-3で迎えた第10ゲーム。ジャジリのアンフォーストエラーによってダニエルは30-40とチャンピオンシップポイントを迎える。しかしここはジャジリにしのがれてキープされてしまった。

続く第11ゲームはダニエルのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップ。ダニエルは落ち着いてポイントを重ねていき、40-15とした。緊張からかここでダブルフォルトを犯すが、まだチャンピオンシップポイントは1本残っている。そして最後は長いラリーを制したダニエルの逆をついたストレートにジャジリが一歩も動けず、6-4で第2セットをダニエルが連取し、ツアー初優勝に輝いた。

日本人男子でツアー優勝を果たしたのは松岡修造さん、錦織圭(日本/日清食品)、杉田祐一(日本/三菱電機)に続いて、史上4人目となる。(テニスデイリー編集部)

※写真は「TEB BNP パリバ イスタンブール・オープン」準決勝のときのダニエル太郎

(Photo by Muhammed Enes Yildirim/Anadolu Agency/Getty Images)