相手にヒントを与えないから抜ける!ネイマールのドリブルの秘密は予備動作にあった【トレーニング動画付き】http://www.sakaiku.jp/training/2016/011811.html【村松尚登のいやでもうまくなるトレーニングメ…

相手にヒントを与えないから抜ける!ネイマールのドリブルの秘密は予備動作にあった【トレーニング動画付き】
http://www.sakaiku.jp/training/2016/011811.html


【村松尚登のいやでもうまくなるトレーニングメソッド3】

■トレーニングメニュー:前ジンガ

ある日、子どもたちにイングランド・プレミアリーグのチェルシーに所属するベルギー代表MFエデン・アザールのドリブル映像を見せました。

イニエスタやネイマールと同じく、彼のドリブルには「力感」がいっさい感じられません。力を入れて、筋肉によって体を動かしているのではなく、体をスイスイと押し運ぶようなイメージで相手の脇をすり抜けます。そのことは、映像を見た子どもたちもすぐに気づくことができました。決して足を踏ん張ることのない自然な動きには、予備動作がありません。ここでいう予備動作とは、次の動きに移行するために利用する“反動”のことです。

たとえば、50メートル走でスタートダッシュをしたければ、体を沈めて勢いよく踏み込もうとするのが自然な動きです。しかし、体を沈める「予備動作」によって、勢いよく走りだそうとしてしまうと、右側に抜こうとしていることが相手に感知されてしまうのです。それでは決して、イニエスタやネイマール、アザールのように「ひらり」と相手を抜くことはできません。

相手にヒント(予備動作)を与えることのない動きができれば、その選手にとって最高の武器となるはずです。イニエスタやネイマールのドリブルは、まさにその動きに近いからこそ、いとも簡単に相手を抜き去ることができるでしょう。ここで紹介するドリブル練習の目的は、まさにそうした動きの習得にあります。(コンテンツ提供:株式会社講談社)


▼このトレーニング動画はサカイクWEBにて公開中‼
http://www.sakaiku.jp/training/2016/011811.html