<世界卓球選手権(団体)2018年4月29日〜5月6日・ハルムスタッド>世界卓球2018 男子 準決勝の結果5日、世界卓球選手権の男子団体準決勝が行われた。決勝進出をかけ、中国とスウェーデン、ドイツと韓国がそれぞれ熱戦を繰り広げた。中国 3…
<世界卓球選手権(団体)2018年4月29日〜5月6日・ハルムスタッド>
世界卓球2018 男子 準決勝の結果
5日、世界卓球選手権の男子団体準決勝が行われた。決勝進出をかけ、中国とスウェーデン、ドイツと韓国がそれぞれ熱戦を繰り広げた。
中国 3-0 スウェーデン
開催国であるスウェーデンと絶対王者中国の対決。2000年の世界卓球クアラルンプール大会の決勝戦でスウェーデンは中国を破り優勝しているため、まさに因縁の対決として注目された。1番は中国のエース馬龍がスウェーデンのフォアに表ソフトラバーを使うM.カールソンをストレートで下し、圧倒。続く2番の樊振東、3番の許昕もスウェーデン選手を力で抑え、見事勝利した。地元スウェーデンの大歓声にもまったく動じることのない姿はまさに王者の貫禄。さらに、今大会で中国男子は1試合も落とさず、無傷で決勝戦へ進むこととなった。
<スコア>
馬龍 3-0 M.カールソン
11-6 / 11-5 / 13-11
樊振東 3-1 K.カールソン
13-11 / 8-11 / 11-3 / 11-2
許昕 3-0 パーソン
11-6 / 13-11 / 11-5
ドイツ 3-2 韓国
ドイツは、ブラジルとの準々決勝では世界ランク2位のティモ・ボルを温存し、エースのオフチャロフを3番手で起用する意表を突いたオーダーであり、準決勝でもオーダーに注目が集まった。
1番手はドイツの若手、フランチスカと韓国のエース、李尚洙との対戦。李尚洙の打点の早いバックハンドが火を吹き、李尚洙が勝利を収めた。そして2番手に”ドイツの皇帝”ティモ・ボルが登場。ボルは日韓戦で2点を挙げて勝利に大きく貢献した鄭栄植に対し、序盤こそ競ったものの、終盤はベテランの意地を見せて下した。
今大会調子が優れない世界ランク3位のオフチャロフは、本来であればエース枠で出場するはずが準々決勝に引き続き3番手での起用となった。全く流れが奪えないままストレート負けを喫し、ドイツは敗退の危機に立たされた。
後が無くなったドイツは、4番に再びティモ・ボルが登場。李尚洙との死闘を繰り広げ、見事フルゲームデュースの死闘を制した。
ベテランの執念が若手にも火をつけたか、ラストを託されたフランチスカはバックハンドが得意な鄭栄植に対して、フォアを狙う的確なコース取りで第4ゲームを逆転して奪い、苦しんだ韓国戦を締めくくった。
紙一重の戦いだったが、最後は選手層の厚さを見せたドイツが辛勝。中国の待ち受ける決勝へ駒を進めた。
<スコア>
フランチスカ 1-3 李尚洙
11-5 / 5-11 / 8-11 / 5-11
ボル 3-1 鄭栄植
12-10 / 10-12 / 11-4 / 11-5
オフチャロフ 0-3 張禹珍
6-11 / 5-11 / 6-11
ボル 3-2 李尚洙
9-11 / 11-8 / 3-11 / 13-11 / 12-10
フランチスカ 3-1 鄭栄植
11-6 / 11-8 / 4-11 / 11-9
文:ラリーズ編集部
写真:新華社/アフロ
※写真はドイツのフランチスカ