5月5日「世界卓球2018スウェーデン(団体戦)」<4月29~5月6日/ハルムスタッド>大会7日目、女子決勝が行われた。1番手・伊藤美誠(スターツSC)、2番手・平野美宇(日本生命)、3番手・石川佳純(全農)のオーダーにしてきた日本。
1番手の伊藤は日本選手37連勝中の劉詩ブンと対戦。伊藤は第1ゲームを11-9で先取するが第2、3ゲームを奪われる。第4ゲームは4連続ポイントで先取されリードをゆるす展開もタイムアウトで流れが変わり、伊藤が最後ロングサーブを回り込み、サービスエースで取り返す。
最終第5ゲームはみまパンチのスーパープレーが炸裂するも、リュウシブンが自力の差をみせて先に8-10とマッチポイントを握る。しかし伊藤がここから4連続ポイントを奪い、12-10で逆転。3-2のフルゲームの死闘を伊藤が制す。
2番手の平野はリオ五輪金メダリストの丁寧相手に第1ゲームを6-11で落とす。第2、3ゲームはラリー戦を打ち勝つなど食い下がるも10-12、11-13のゲームカウント0-3で屈し、日本は1勝1敗と追いつかれる。3番手のエース石川は世界ランク2位・朱雨玲の早い攻めに終始押し込まれてしまい4-11、7-11、8-11のストレートで圧倒され 、日本は1勝2敗と後がなくなる。
後がなくなった日本の4番手は平野。第1試合で伊藤に敗れている劉詩ブンと対戦。距離を取ってカウンターを狙う劉詩ブンに対して 、レシーブがうまくいかない平野は第1ゲームを6-11と落とす。第2ゲームも6-11で奪われ、後がなくなる平野。第3ゲームは先にゲームポイントを奪うが10-12で劉詩ブンに逆転されてしまい、ゲームカウント0-3で落とし日本は1勝3敗で中国に敗れる。47年ぶりの快挙とはならなかったが、価値ある銀メダルを獲得した。